参考書
2024年08月02日
看護医療系専門進学塾の桜芽会です。桜芽会のTAが、看護学部、家政学部、医療衛生分野向けの参考書をレビューするシリーズです。
生物の学習において、基礎を固めた後に重要となるのは応用力の向上と問題演習です。
特に看護学部や家政学部、その他医療衛生分野を目指す高校生や浪人生にとって、生物の応用力は受験合格の鍵となります。
今回は、そのような受験生に向けて「生物の良問問題集287」を紹介します。この問題集は、名前の通り287問の良問を厳選して収録しており、生物の知識を確実に身に付けるための強力なツールです。
著者、出版社、定価
著者:伊藤和修
出版社:旺文社
定価:2058円(税抜)
伊藤和修先生は、駿台予備学校の専任講師として、多くの受験生を指導してきた経験豊富な教育者です。旺文社は、教育図書の大手出版社であり、高品質な教材を提供しています。
「生物の良問問題集287」もその一つで、多くの受験生から支持されています。
レベル
志望校の偏差値:55~65
生物の良問問題集287は、偏差値55から65の大学を目指す学生に最適です。高度な応用問題が多数収録されており、難関大学の入試対策に必要な実力を養うことができます。
どんな人におすすめか
この問題集は、以下のような人に特におすすめです:
- 応用力を高めたい人:基礎を固めた後、さらに高いレベルの問題に挑戦したい人に最適です。
- 難関大学を目指す人:偏差値60以上の大学を志望する受験生にとって、実力を試す絶好の機会です。
- 看護学部、家政学部、医療衛生分野を目指す人:特にこれらの学部を目指す学生に必要な知識と応用力を養うことができます。
- 定期テストや模試の成績を上げたい人:高いレベルの問題に取り組むことで、定期テストや模試で高得点を狙うことができます。
メリット
- 厳選された良問:287問すべてが受験に役立つ良問であり、効率よく実力をつけることができます。
- 詳細な解説:各問題に対して詳細な解説がついており、理解を深めることができます。特に解答の過程が丁寧に説明されているので、なぜその解答になるのかをしっかりと理解できます。
- 豊富な図解:問題の解説には豊富な図解が使用されており、視覚的に理解しやすいです。特に難解な概念やプロセスが視覚的にクリアになります。
- 実践的な問題:実際の入試問題を意識した構成となっており、実践的な力を養うことができます。過去の入試傾向に基づいた問題が多く、受験対策に直結します。
デメリット
- 基礎力が必要:応用問題が中心のため、基礎力がしっかりと身についていないと難しく感じるかもしれません。
- 分量が多い:287問と問題数が多いため、短期間で終わらせるのは難しいかもしれません。
- 難易度が高い:偏差値60以上を目指す人向けの内容なので、難易度が高く、全問を理解するには相応の時間と努力が必要です。
内容とその特徴
生物の良問問題集287の内容は、以下のような特徴があります:
- 多様な問題形式:記述問題、選択問題、実験問題など多様な形式の問題が収録されています。これにより、様々な入試形式に対応できる力を養うことができます。
- 章ごとのテーマ:各章ごとに異なるテーマが設定されており、特定の分野に集中して取り組むことができます。例えば、遺伝の章、代謝の章、進化の章など。
- 詳細な解答解説:各問題には詳細な解答解説がついており、どのように考えればよいのかが丁寧に説明されています。これにより、自分の解答プロセスと比較して理解を深めることができます。
- 実験問題の充実:実験に関する問題が多く収録されており、実験対策にも最適です。具体的な実験手順や結果の考察が求められる問題が多く、実践的な力を養うことができます。
使い方
学習スケジュールの例
- 高校1年生:
- 週に1回、1回60分程度で応用問題に触れておく。基礎力を固めた後、応用問題に取り組むことで、理解を深める。
- 定期テスト前には、基礎的な問題と併せてこの問題集の簡単な問題に挑戦。
- 高校2年生:
- 週に2回、1回90分程度で応用問題を中心に取り組む。特に模試対策として、生物の良問問題集287を活用。
- 夏休みなどの長期休暇を利用して、集中的に取り組む。
- 高校3年生:
- 週に3回、1回120分程度で過去問演習と併用。生物の良問問題集287を使って総復習を行う。
- 模試や受験直前には、特に難易度の高い問題に取り組み、実践力を高める。
具体的な使用方法
- 予習:各章のテーマを予習し、理解を深めておくことで、授業での理解がスムーズになります。例えば、遺伝の章を予習しておくと、授業での遺伝子の働きについての理解が深まります。
- 復習:授業後に生物の良問問題集287を使って復習し、理解を深めます。特に、授業で理解が不十分だった部分について、問題集の解説を活用して再確認します。
- 定期テスト対策:定期テスト前に、生物の良問問題集287を使って演習問題を解くことで、実践的な力を養います。例えば、定期テストの範囲に合わせて関連する問題を解くことで、知識の定着を図ります。
使用時期
高校1年生
- 基礎の習得後:基礎的な生物の概念や用語を学び終えた後、応用問題に触れるために使用。授業の予習や復習に活用。
高校2年生
- 応用力の強化:基礎を固めた上で、応用問題に取り組む。模試対策や夏休みの集中学習に活用。
高校3年生
- 総復習と過去問演習:大学受験に向けて、総復習と過去問演習に併用。模試の結果を基に、弱点克服に重点を置く。
分量・習得時間
生物の良問問題集287は、全体で約300ページあります。各章ごとに90~120分程度の学習時間を確保することを推奨します。全体を通して約100時間程度で習得できる内容です。
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基礎固めの参考書
- 「生物基礎問題集(旺文社)」:基礎的な問題が豊富に収録されており、初学者でも無理なく進められます。例えば、基本的な細胞の構造や機能について詳しく学べます。
- 「生物基礎の教科書」:基本事項が丁寧に解説されており、理解を深めるのに役立ちます。例えば、遺伝の基本的な法則について詳しく説明されています。
使用方法
- 定期的な復習:つまずいた箇所を基礎から再度学び直すことで、確実に理解を深めます。例えば、難しいと感じた項目について、生物基礎問題集を使って復習します。
- 確認問題の解答:理解度を確認しながら進めることで、学習の進捗を確認します。例えば、各章の確認問題を再度解くことで、理解の定着を確認します。
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高度な参考書
- 「生物重要問題集(数研出版)」:受験レベルの応用問題が豊富に収録されており、実力を試すのに最適です。例えば、難関大学の入試問題に対応できるようになります。
- 「生物標準問題集(東京書籍)」:標準的な問題から難関問題まで幅広く収録されており、実力向上に役立ちます。例えば、応用的な代謝経路について詳しく学べます。
使用方法
- 定期テスト対策:高度な問題に挑戦し、応用力を養います。例えば、定期テスト前に生物重要問題集を使って練習します。
- 過去問演習:受験直前には過去問演習を繰り返し行い、実践力を高めます。例えば、過去5年間の入試問題を解くことで、実際の試験に慣れることができます。
コメント
生物の良問問題集287は、基礎から応用までしっかりとカバーしている参考書です。
持ち運びやすさも魅力の一つで、日常の学習に取り入れやすいです。定期テスト対策や模試対策にも適しており、看護学部や家政学部を目指す学生にはぜひ一度手に取ってみてほしい一冊です。
まとめ
生物の良問問題集287は、基本的な生物の知識を身につけるための最適な参考書です。看護学部や家政学部、その他医療衛生分野を志望する学生にとって、基礎をしっかりと固めつつ、応用力を養うことができる内容となっています。
わかりやすい解説と豊富な図解、持ち運びやすさが特徴であり、日常の学習に取り入れやすいです。定期的な復習と確認問題の解答を通じて、着実に力をつけることができます。
初学者から中級者まで幅広く対応できる参考書として、ぜひ活用してみてください。
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