入試情報
2024年10月03日
看護医療系専門進学塾の桜芽会です。
先日、日本医科大学に新設予定の医療健康科学部看護学科の開設説明会に参加してきました!
日本医科大学は日本でもっとも古い私立大学で、看護教育(看護師養成学校)に関しても100年以上の歴史があります。
そんな老舗中の老舗の日本医科大学がついに看護学科を設置するとういことで、カリキュラムはもちろん、偏差値や入試科目、入試形態が気になっている人も多いと思います。
今回、日本医科大学で看護学科開設の説明会があったのですが、まだ設置申し込みの前ということで公表された情報は多くはありませんでした。
特に、入試科目、入試形態などは具体的なことは公表できないとのことでしたので、どのような形式になるかということを少し予想しながら書いていきたいと思います。
2024年現在高校2年生の代から出願できる予定ですので、興味のある方はぜひ本稿を読んでみてください!
※繰り返しになりますが、新学科は設置申請前ということで、内容が変更される可能性もあります。
日本医科大学とは
日本医科大学は、もともとは医師の育成を目的とした歴史ある私立医科大学です。
西洋医学が日本に取り入れられた頃、医者として働くためには国家試験を受ける必要がありましたが、その国家資格の対策のための予備校(済生会)として機能し始めたのがルーツです。
一時期はこの済生会出身の医者が日本全体で過半数を占めていたこともあるようです。要するに医療系の私立大学の中でも老舗中の老舗です。
優れた教育環境と最先端の医療研究施設を誇り、医療人としての倫理観と高度な専門知識を備えた人材を育成しています(野口英世さんが有名)。
多くの臨床現場での実践的な学びが可能で、臨床実習を通じて豊富な経験を積むことができます。また、国内外での医療交流にも積極的で、国際的な視野を持つ医師を目指せる点が魅力です。
東京医科大学や東京女子医科大学はもともと日本医科大学から独立した姉妹校であることも有名です。
近年では、「コードブルー」で有名になった救急救命でご存知の方も多いのではないでしょうか(ちなみにモデルは日本医科大学の千葉北総センターと言われています)。
医療健康科学部看護学科のキャンパスの立地
新設される医療健康科学部看護学科のキャンパスは武蔵小杉、新丸子駅から徒歩5分というアクセス抜群の立地です。
さらに、キャンパスは今まさに建設中ということで、1期生が入学する頃には新築のキャンパスが出来上がっていることでしょう。
キャンパスの完成予想図は公式インスタグラムアカウントでも公開されていますので、ぜひチェックしてください。
カリキュラムのおすすめポイント
さて、いくらアクセスがよく、新しいキャンパスだからといって、それだけでは志望動機にはならないと思います。
説明会では、新しく設置される医療健康科学部看護学科のカリキュラムについても言及されていましたので紹介します。
ポイントは以下の通りです。
・最先端看護教育
AI、ARだけではなく、アンドロイドを用いたプログラムの実施を予定しているとのことでした。
いきなり生身の人間で実習を行うのではなく、最先端の技術を用いることで、実習のハードルを下げるだけではなく、より多くの学びを得られる可能性があります。
・学部で保健師カリキュラムあり(選抜制)
学部で保健師のカリキュラムがあるので、適切な単位を取っていれば、卒業後すぐに保健師、養護教諭を目指すことができます。
もちろん、全員が受講できるわけではなく、選抜制ではありますが、そもそも学部で保健師のカリキュラムを提供している大学が限られているため、日本医科大学を目指す十分な動機になるでしょう。
※追加質問にも答えていただきました。変更の可能性はあるものの、現時点では1学年20名程度で、学部で保健師カリキュラムのある他大学様と同程度を予定しているとのことです。
・国家試験対策
いくらカリキュラムが魅力的でも、看護師になるための最初のハードルはなんといっても国家試験です。
国家試験は大学によって対策はまちまちで、手厚いところもあればそうでないところもあります。
日本医科大学は、医療健康科学部看護学科で授業を担当する先生がもともと国家試験の作成経験をお持ちで、説明会でも国家試験対策は重要視していくと仰っていましたので、手厚い対策が受けられそうです。
・チーム医療を意識したカリキュラム
さすがは「コードブルー」のモデルとなった病院。日本医科大学は相当チーム医療に力を入れていくということが、説明会からもひしひしと感じられました。
また、認定看護師の話はもちろん、チーム医療の中での特定看護師や、診療看護師の重要性が説明されていました。
これらチーム医療を重視したカリキュラムとして、医学部との合同授業など、工夫された授業が予定されているようです。
・充実した実習
予定されている看護実習では、3人で1ベット体制とのことで、これは他大学と比べてもより多くの実習機会があるとのことでした。
入試科目や入試形態、偏差値などについて
さて、皆さんが一番気になっているのが入試科目、入試形態、偏差値ではないでしょうか。
先ほども説明した通り、まだ新学部設置申請前とのことで、詳しい情報は公開されませんでした。
ただ、入試形態は一般入試、総合型選抜入試、そして推薦入試という通常の大学の入試形態とさほど変わらないとの予想です。
入試科目については、変更などがある可能性を前置きされていたものの、他大学看護学科の入試科目にならう予定であること、文系の学生でも受験しやすくする予定であることの2点が言及されていました。
よって、日本医科大学だからといって特別な科目を勉強する必要はなく、他大学の看護学科と併願もしやすい可能性が高いです。
最後に偏差値に関してですが、現時点で日本医科大学医療健康科学部看護学科は模試にもコードが存在せず、完全に予想するしかありません。
ただ、上記のように医療分野で歴史のある大学であること、新設のキャンパス、カリキュラムなどを考慮すると、人気が出ることは間違いないでしょう。
どこまで認知度を高めることができるかどうかですが、兄弟(姉妹)校の東京医科大学(看護)、東京女子医科大学(看護)の新セミ偏差値が60〜63であることも考えると、65以上はかたいかなと予想します。
大学群でいくと、北里大学、順天堂大学の看護あたり(またはそれよりもやや上)という感覚です。
その他質疑応答
上記の事項に加え、よくある質問事項として紹介されたものがいくつかありました。
・国際交流プログラムは?
協定校があるため、臨床プログラムなどを協定校で行うなどの対応を考えている。
・寮はあるのか?
寮という形ではないが、不動産業者との連携や、アパートの借上げなどを検討中。
・奨学金について
検討中。
・将来日本医科大学に就職する上でのメリットは?
日本医科大学では看護学科は新設であるが、看護専門学校の運営はしている。看護専門学校からは、これまで8割以上が日本医科大学に就職している。
まとめ
いかがでしたでしょうか。個人的な意見になりますが、これらの条件から考えると、非常に人気を集めることは間違いないと思います。
新設の学部ではあるものの、看護教育においては老舗中の老舗であり、教育においては某大学ランキングでも最上位に位置するくらいのお金をかけている大学でもあります。
今回偏差値を予想してみましたが、看護学科の中では難関大学に分類される存在になる可能性が高いと思われます。
日本医科大学医療健康科学部看護学科を志望する方は、計画性を持って長期プランで受験勉強をスタートさせる必要があります。
とはいえ、なかなか受験モードにならない、日々の勉強習慣がついていない、何から始めれば良いか分からない、という人は多いと思います。
そんな時は是非桜芽会にご連絡ください。入塾相談、面談はオンラインでも受け付けております。
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