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2024年11月30日
桜芽会では、各大学の看護系学科について、入試問題の解答解説を載せていきます。
今回は、杏林大学 2025年度 学校推薦型選抜入学試験 適性検査 化学基礎の解答解説を載せます。
杏林大学を志望している生徒は是非参考にしてください!
【講評】
【講評】
計算は多くはないが,問82,問83,問85は少し時間を要してしまう受験生もいただろう。
受験生が特に苦手としている「濃度」「溶解」「溶液」の問題は避けられるのであれば避けるのも戦略である。
ただそうすると酸化数やイオン化傾向の問題をしっかり覚えていなくてはいけない。特にイオン化傾向は酸化還元や電池でも活用するため,一般試験にのぞむ受験生はしっかりと復習しておきたい。
【解答】
番号 | 解答 | 番号 | 解答 | 番号 | 解答 |
---|---|---|---|---|---|
71 | 2,4,8 | 76 | 4 | 81 | 7 |
72 | 2,7 | 77 | 2,7 | 82 | 3 |
73 | 6 | 78 | 5 | 83 | 8 |
74 | 1 | 79 | 2 | 84 | 3 |
75 | 5 | 80 | 5,9 | 85 | 3 |
【解説】
※簡易的な解説です。詳細を知りたい方は桜芽会の授業または講習をご利用ください。
問71 ➁④⑧
同素体は「スコップ(S,C,O,P)」で覚えよう。
具体的には単斜硫黄,斜方硫黄,ゴム状硫黄。黒鉛,ダイヤモンド,フラーレン,カーボンナノチューブ。酸素とオゾン。赤リン,黄リンがある。
ちなみに同位体は質量が異なるが化学的性質がほぼ同じである。1Hや2Hなどである。
問72 ②⑦
最外殻電子はそれぞれ,Hは1つ,Nは3つ,Oは6つ,Neは8つ,Naは1つ,Sは6つ,Cは4つである。
問73 ⑥
極性は電気陰性度の差によって生じる。選択肢の中で一番電気陰性度が大きいのはFである。電気陰性度の順番としては「F>O>N≒Cl・・・」である。
問74 ①
mol比と原子数をかけたものは,
3/22.4×2:2/22.4×3=1:1
問75 ⑤
塩化ナトリウム水溶液150gの中に12%の塩化ナトリウムが含まれているので,
12/100×150=18gが塩化ナトリウムとなる。よって150g−18g=132gが水となる。
問76 ④
aは0,bは-2,cは-1,dは+7,eは+4,fは+5,gは+2,hは+3
したがってb<c<a<g<h<e<f<d
問77 ②⑦
イオン化傾向は「リッチで貸そうかな,まああてにすんな,ひどすぎる借金」
→「リッチ(Li)で貸(K)そうか(Ca)な(Na),ま(Mg)あ(Al)あ(Zn)て(Fe)に(Ni)すん(Sn)な(鉛Pb),ひ(H2)ど(Cu)す(Hg)ぎ(Ag)る借(白金Pt)金(Au)」で覚える。
酸との反応において,K~Pbまでは塩酸や硫酸と反応して水素を発生する。
Cu~Agは硝酸や熱濃硫酸など酸化力が強い酸と反応する。PtやAuは王水(濃硫酸と濃塩酸を体積比で1:3で混合した溶液)と反応する。
問78 ⑤
水素6.0gは3mol,酸素64gは2molとなるので,
2H2+O2=2H2Oの反応式から水素と酸素は2:1で反応する。
水素が3mol反応し,酸素が1.5mol反応することになる。
よって水素がすべて反応し,酸素が0.5mol残る
問79 ②
原子AはCa,原子BはCLなので,できる化合物はCaCl2となる。
問80 ⑤⑨
共有結合結晶は二酸化ケイ素,ケイ素
金属結晶はカリウム,アルミニウム,
イオン結晶は塩化ナトリウム,
問81 ⑦
pH=-log[H+]で表されるので,pH=2のときは[H+]=10-2,pH=6のときは[H+]=10-6なので,104倍となる。
問82 ③
それぞれ中和するのに必要な体積は,
①15ml ②15ml ③40ml ④30ml ⑤25ml ⑥15ml
となる。シュウ酸と硫酸は2価の酸,リン酸は3価の酸であることに注意が必要。
問83 ⑧
25mgの硫酸銅(Ⅱ)五水和物には25×160/250mgの硫酸銅が溶解しており,
25×160/250×1/160が硫酸銅のmolとなる。これが1000ml(1L)中の水に溶解するから,0.1mol/Lの硫酸銅水溶液となる。
問84 ③
導線に向かって電子が流れるのは負極である。
問85③
1L(1000cm3)中に含まれるNH3(=17)の物質量は,
1000(cm3)×0.90(g/cm3)×28/100×1/17=14.8≒15
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