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【共立女子大学看護学部】2025年度 全学部統一方式 生物 解答解説

入試分析/解答速報

2025年01月27日

看護医療系専門進学塾の桜芽会です。

桜芽会では、各大学の看護系学科について、入試問題の解答解説を載せていきます。

今回は、共立女子大学看護学部 2025年度 全学部統一選抜 生物の解答解説を載せます。
※2025年1月27日実施

共立女子大学看護学部を志望している生徒は是非参考にしてください!

🌸桜芽会では毎年看護系大学/学部の入試解答速報を作っています🌸
問題用紙を返却された大学で、解答速報が欲しい!という方は、ご連絡ください。
X、Instagram、公式LINE、お問い合わせなんでも結構です。
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なるべく解答速報を作ります!

<追記>解答速報作成の依頼が多く、時間の関係上、2025年度は「英語」「数学」「生物」に科目を絞らせていただいております。何卒ご理解いただけますと幸いです。

※間違いを見つけた場合も上記からご連絡ください。確認し、訂正させていただきます。

講評

大問1は免疫,大問2は動物の行動,大問3は植物ホルモンである。免疫は自然免疫と獲得免疫の正確な理解が必要である。免疫は今後の試験でも出ると予想されるため,この問題でよく復習しておくこと。

動物の行動でアメフラシのえら引っ込め反射は頻出である。神経の伝導と伝達の仕組みを知っておこう。植物ホルモンでは遺伝絡みの問題で差がついたと思われる。その他の問題は広い範囲での知識問題となっている。

解答解説

問1:㋑ 問2:㋒

(a) くしゃみや咳は,物理的防御になる。

(b) 細菌の細胞壁を分解するのがリゾチームで,細胞膜を破壊するのがディフェンシンである。

(c) 胃酸は,強酸性で殺菌作用がある。

(d)(e) リゾチーム,弱酸性である汗や皮脂による病原体の増殖を抑える作用は,化学的防御である。

問3:㋒

(f) 免疫細胞は,すべて骨髄にある造血幹細胞からなる。

(i) 体温調節の中枢は,間脳視床下部である。

問4:㋕

(g) 抗原提示をし,リンパ節に移動するのは,樹状細胞である。
(h) 強い食作用を示し,炎症に働くのは,マクロファージである。

問5:㋓

赤血球はナトリウムポンプが働くので,ATP合成を行うことができる。ミトコンドリアは存在しないので,解糖によってATPを合成していることも把握しておきましょう。

問6

1):㋑

抗原提示を受けることができるリンパ球は,ヘルパーT細胞キラーT細胞である。

2):㋐

抗原提示を受けたリンパ球は,適合するリンパ球だけが活性化する。

問7(1):㋒

T細胞が成熟・分化できなければ,ヘルパーT細胞もキラーT細胞もないと考えられる。よって,体液性免疫も細胞性免疫も低下していると考えられる。

問7(2):㋓

65×27×6×40×5=2106000通りになる。

問8:㋒

血清療法は,あくまでも治療法である。よって,前もって体内の抗体量を増やすという記述が間違いである。

問1

(a):㋔

ある反応を起こす刺激と,その反応とは本来無関係な刺激を結び付ける学習は,古典的条件付けという。

(b):㋒

発育初期の限られた時期に行動の対象を記憶する学習は,刷込みという。

問2:㋓

イトヨに関する実験問題である。敵刺激は受容器が反応する刺激であるため,今回はかぎ刺激になる。

また,腹部が赤い模型に攻撃することによって確認することができる。

問3:㋓

C:途中を省いて行動することはない。

問4:㋕

右耳は上向きに開口し,左耳は下向きに開口していることから上方と下方を選ぶことができる。また,上下左右の音が届く差を利用して,3次元的な位置を推定できる。

問5:㋒

アリが分泌する物質は,道しるべフェロモンであることが知られている。

問6

1):㋐

巣箱の真上が南になるため,南東は左に45°であるため㋐となる。

2):㋓

巣箱の真上に東があり,左に90°方向に進行しているため,北に餌場があることがわかる。

問7

1):㋒

Dの活動電位の大きさが変わらないが,Eの活動電位が徐々に下がっていることから,神経伝達物質の量が減少したと考えられる。知識としても,把握しておくと良い内容である。

2):㋓

水管の感覚ニューロン末端における変化は,カリウムイオンの流出量が減少する。その結果,活動電位の時間が長くなり,カルシウムイオンの流入量が増えて神経伝達物質の放出量が増加する。

問1:㋔

植物の部位によって,オーキシンの感受性が異なる。根ではオーキシン濃度が低い時に細胞の成長が促進され,茎ではオーキシン濃度が高い時に細胞の成長が促進される。

問2:㋒

エチレンによってセルロース繊維を縦方向に並べて,オーキシンが吸水することにより,横方向に細胞が成長する(肥大成長)

問3(1):㋕

フィトクロムは赤色光受容体である。

問3(2):㋒

クリプトクロムは茎の伸長成長抑制などがある。

問4:㋓

アブシシン酸は種子の発芽抑制(休眠維持)や気孔を閉じる働きがある。主に植物が厳しい環境(光が少ない,水不足)に耐えるために必要なホルモンである。

問5(1):㋐

D種とE種はジベレリン受容体には異常がないため,ジベレリンを添加すれば伸長成長すると考えられる。F種はジベレリン受容体が変異しているため,ジベレリンを添加しても変化しない。

問5(2):(b)㋐ (c)㋔

X1X1YYとXXY1Y1の交配ではF1はXX1YY1となり,X,Yはそれぞれ顕性(優性)なので,すべて正常となる。

このF1どうしを自家受精すると,F2の比はXY:XY1:X1Y:X1Y1=9:3:3:1となり,表現型では正常:矮性=9:7となる。

問6:㋑

矮性の植物は背丈が低いため,風で倒れにくい,収穫作業が容易,限られたスペースで栽培できる,という利点がある。

問7:㋑

ジベレリンによって受粉なしで子房を肥大化させることで,種なしブドウを作製できる。

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