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【解答速報】東京慈恵会医科大学 看護学科 (生物)解答・解説 2025年度入試

入試分析/解答速報

2025年02月02日

看護医療系専門進学塾の桜芽会です。

桜芽会では、各大学の看護系学部について、入試問題の解答解説を載せていきます。

今回は、東京慈恵会医科大学看護学科 2025年度 (2025年2月2日実施試験) 生物の解答解説を載せます。

東京慈恵会医科大学看護学科を志望している生徒は是非参考にしてください!

🌸桜芽会では毎年看護系大学/学部の入試解答速報を作っています🌸
問題用紙を返却された大学で、解答速報が欲しい!という方は、ご連絡ください。
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なるべく解答速報を作ります!

<追記>解答速報作成の依頼が多く、時間の関係上2025年度は「英語」「数学」「生物」に科目を絞らせていただいております。何卒ご理解いただけますと幸いです。
<追記2>国語の解答速報作成は、大学を限定し、時間が許す限り実施します。

※間違いを見つけた場合も上記からご連絡ください。確認し、訂正させていただきます。

講評

大問1は代謝,酵素。大問2は遺伝子,分裂の実験。大問3は恒常性,免疫。大問4は植生からの出題となっており,まんべんなく全分野から出題されている。

大問1の問5は寒天が消化できない理由の考察であるが,リード文から推察はしやすい。

大問2の問3と問4は苦戦した生徒は多かったと思われる。また大問4の空欄補充エは入る言葉が難しい。二次遷移の意味は知っていても,空欄補充に入る語句には戸惑ったと思われる。

解答解説

1 

問1 ア 代謝  イ 同化  ウ 異化  エ 触媒  オ 基質  カ 水

問2 何度も同じ反応を繰り返し触媒することができる。

問3 RNA

ATPのリン酸が2つ取れると,アデニン,リボース,リン酸の構造となり,これはRNAのヌクレオチドである。

問4 c,e,f

「~アーゼ」は酵素であり,タンパク質である。

ヘモグロビンは赤血球内で酸素と結合するタンパク質。免疫グロブリン(抗体)もタンパク質である。

DNAは核酸,ウラシルは塩基,グリコーゲンは炭水化物である。

問5 寒天はヒトの体で消化・分解できないため

デンプンは分解されて,マルトース,デキストリンになり最終的にグルコースとなり吸収される。一方,寒天はガラクトースが多数つながったものではあるが,アガロース,アガロペクチンという物質からできており,ヒトの体ではガラクトースにまで分解できないため,消化することができない。

問6 高温処理をしてから冷ました(加熱してから温度を下げてゼラチンに加えた)

問題文より,果汁Bにはタンパク質を分解する酵素が多く含まれている。そのため果汁Bを加熱して,この酵素を熱変性させたあとで冷ましてからゼラチンに加えれば,ゼラチンで固まる。

問1 ア 半保存  イ 細胞周期  ウ 間  エ(分裂)中  オ(分裂)終

問2 3,d

シャルガフがAとT,CとGのそれぞれの割合が等しい(相補性)を発見した。

問3 カ T  キ C  ク 2  ケ 6

2個のコロニーができているため,2個の大腸菌が変異によって生き残り,それぞれ増殖した結果であると推定される。またA→G,A→C,A→Tへの変異した確率はそれぞれ3分の1であり,A→Gへ変異した大腸菌が2個であるから,合計6個の大腸菌が変異したものと推定される。

問4 1.67×1010塩基

全部で1×1011個の大腸菌がいて,そのうち6個が変異したと考える。塩基の総数と大腸菌の数は比例関係と考えて,1×1011個(塩基)÷6個(塩基)=1.666×1010≒1.67×1010塩基

問1  ア 恒常性  イ 末梢  ウ 視床下部  エ 血液  オ 標的  カ 受容体

  キ リゾチーム  ク 粘膜 

問2 2, 3

脳幹は間脳,中脳,(橋),延髄からなる。

3 延髄により調節されている。

4 記憶,思考,感情は大脳である

5 脳幹の機能が維持されている一方,大脳の機能が停止している状態は植物状態である。

脳死は脳幹を含めたすべての脳の機能が停止し,自発呼吸ができず,回復の見込みがない状態。

植物状態は脳幹の機能が維持され,自発呼吸が可能な状態である。

問3 1,3,4

4は炎症のことで,自然免疫である

問4 免疫寛容 説明:リンパ球がつくられる過程で,自己を認識する細胞が選別され,死滅したり働きが抑制されたりする。

問5 自己免疫疾患 例 Ⅰ型糖尿病,バセドウ病,関節リウマチなど

問6 アナフィラキシーショック

問1 ア 土壌  イ 環境形成  ウ 極相  エ かく乱

エは「~された場所で始まる遷移」でエは破壊や伐採などの言葉が想定されるが,前の文章の整合性が合わないため,「かく乱」とした。

問2 遷移の進行とともに土壌や光環境も変化し,最初は日当たりの良い場所で生育する陽樹が優占するが,林床が暗くなると陰樹が増えてきて混交林となり,その後陰樹林が優占するから。

問3 土壌があり,ある程度養分も含まれているので,一年生草本のように1年以内に成長して種子を作ることができるから。

問4 ア B  イ C  ウE  エ A

問5 A

溶岩流出時は照葉樹林は存在しないが,遷移が進んでいくと照葉樹林が登場しその後増加していく。

問6 ③→②→④→①

噴火した年代が古いほど,その時点から現在まで遷移が進んでいると考える。

まずは優占種がタブノキである②と③は古い年代に噴火した。

③のほうが種類数が少なく,高木層,第一低木層が高いので,高木の陰樹林が優占していると推定される。

よって③→②の順である。同様に①と④も考えると陽樹のクロマツが優占種で混交林になろうとしてるから④の方が種数が多いと考える。よって④→①

合わせると③→②→④→①となる。

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