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【解答速報】東京慈恵会医科大学 看護学科 (国語)解答・解説 2025年度入試

入試分析/解答速報

2025年02月03日

看護医療系専門進学塾の桜芽会です。

桜芽会では、各大学の看護系学部について、入試問題の解答解説を載せていきます。

今回は、東京慈恵会医科大学看護学科 2025年度 (2025年2月2日実施試験) 国語の解答解説を載せます。

東京慈恵会医科大学看護学科を志望している生徒は是非参考にしてください!

🌸桜芽会では毎年看護系大学/学部の入試解答速報を作っています🌸
問題用紙を返却された大学で、解答速報が欲しい!という方は、ご連絡ください。
X、Instagram、公式LINE、お問い合わせなんでも結構です。
看護医療系専門進学塾 桜芽会のSNS含む全メディアはこちら→https://lit.link/sakuragakai
なるべく解答速報を作ります!

<追記>解答速報作成の依頼が多く、時間の関係上2025年度は「英語」「数学」「生物」に科目を絞らせていただいております。何卒ご理解いただけますと幸いです。
<追記2>国語の解答速報作成は、大学を限定し、時間が許す限り実施します。

※間違いを見つけた場合も上記からご連絡ください。確認し、訂正させていただきます。
※回答欄がわからないため、記述は解答目安として認識いただけますと幸いです。

解答

a 偏った

b 尊厳

c 本末転倒

d 鮮明

e 先駆け

f 交付

g 厄介

A ④

B ②

3 ①

4 社会的な弱者と言われる人々(13字)

5 他人の世話にならず、だれにも迷惑をかけずに単独で生きていくことを示す「それまでの『自立』観」とは対照的に、「障害者運動から生まれた『自立』の概念」とは、他人の助けを借りていたとしても「自分のニーズを自分で決める」ことができている状態のことを示す。 (123字)

だれもがいつかは「障害者」となり、ハンディを抱えこむと予想される超高齢化社会を迎えた現代において、「障害者」やハンディを減らすためには、社会の設計を変える必要があるから。(85字)

解説

f 「交付」は国や役所などが金銭を供与したり書類を発行したりすること、「公布」は成立した法律や政令などを国民に周知させることを意味する。これらの区別に注意が必要である。

A 第10段落で述べられている変化は、第9段落「声をあげ始めた」ことの例である。よって、新しい時代をひらくさまを意味する④が正解となる。なお、第12段落「新しい相互関係を切りひらく概念」という表現からも④が正解であることが確認できる。

B 空欄Bを含む1文が「だが」という逆接の接続詞で始まることから、前文の「他人の世話にならずに単独で生きていくこと」の想定を否定する言葉を選ぶ必要がある。よって、現実にはないことをあるかのように心に思い描くことを意味する②が正解となる。なお、第19段落「他人の助けを得ないことが、なぜ理想とされるのか」という表現からも②が正解であることが確認できる。

傍線部アを含む1文から、「もうひとつの社会を構想すること」は「ニーズをつくる」ことの言い換えであることがわかる。よって、「ニーズをつくる」ことについて述べられている第2段落をまとめた①が正解となる。

傍線部イを具体的に示すのは、前文で列挙されている「女性、高齢者、障害者、子ども、性的少数者、患者、精神障害者、不登校者、などなどの人々」である。これらの具体例と「それらの人々とは、」という指示語でつながる「社会的な弱者と言われる人々」が正解となる。

①「それまでの『自立』観」に関する説明が含まれていること、②「障害者運動から生まれた『自立』の概念」に関する説明が含まれていること、③2つの『自立』について対比がなされていること、以上3点が採点の基準になると考えられる。
①については、第17段落、第18段落を参考とした。
②については、第20段落を参考とした。
③については、他人の助けの有無という観点から2つの『自立』を対比させた。

社会のしくみを根本的に考え直す必要の理由について問う設問である。第25段落を参考とした。なお、傍線部2の直前で述べられている「超高齢化社会のなかで、だれもがいつかは「障害者」となり、ハンディを抱えこむことが予想されるとき」が必要性の背景である。

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