入試分析/解答速報
2025年02月04日

看護医療系専門進学塾の桜芽会です。
桜芽会では、各大学の看護系学部について、入試問題の解答解説を載せていきます。
今回は、東京慈恵会医科大学看護学科 2025年度 (2025年2月2日実施試験) 英語の解答解説を載せます。
東京慈恵会医科大学看護学科を志望している生徒は是非参考にしてください!
🌸桜芽会では毎年看護系大学/学部の入試解答速報を作っています🌸
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なるべく解答速報を作ります!
<追記>解答速報作成の依頼が多く、時間の関係上2025年度は「英語」「数学」「生物」に科目を絞らせていただいております。何卒ご理解いただけますと幸いです。
<追記2>国語の解答速報作成は、大学を限定し、時間が許す限り実施します。
※間違いを見つけた場合も上記からご連絡ください。確認し、訂正させていただきます。
※回答欄がわからないため、記述は解答目安として認識いただけますと幸いです。
解答解説
問1 省略
問2 (A) 3
(B) 4
(C) 2
(D) 5
(E) 1
問3 (F) 2
(G) 1
(H) 3
(I) 4
(J) 5
問4 (K) 6
(L) 3
(M) 2
(N) 8
(O) 4
(P) 7
(Q) 5
(R) 1
問5 (S) 5
(T) 3
(U) 2
(V) 1
(W) 4
問1 自由記述(7語)
問2
- “In the last few years there’s been a huge (3: explanation in the number) of exciting clinical applications of virtual reality,” says Dr. Andrew Huberman, a VR researcher at Stanford University. 「ここ数年で、仮想現実(VR)の臨床応用が大きく拡大しています。」と、スタンフォード大学のVR研究者であるアンドリュー・ヒューバーマン博士は述べている。
- NIH-funded researchers are finding that VR may help with many areas of medicine. These include tailoring rehabilitation exercises, improving mental health, and (4: reducing pain). 米国国立衛生研究所(NIH)の資金提供を受けた研究者たちは、VRが医療のさまざまな分野で役立つ可能性を発見している。その分野には、リハビリテーション運動の個別化、精神的健康の向上、痛みの軽減などが含まれる。
- Scientists have been testing VR to treat movement problems. These can be caused by a stroke, a brain injury, Parkinson’s disease, or other conditions. Rehabilitation exercises can sometimes help people train their muscles to improve their movement. But these exercises can be boring (2: especially to kids). 者たちは、VRを使用して運動障害の治療を試みている。運動障害は、脳卒中、脳損傷、パーキンソン病、その他の疾患によって引き起こされることがある。リハビリテーション運動は、筋肉を鍛え、動作の改善を助けることがある。しかし、これらの運動は退屈になりがちであり、特に子どもにとってはそうである。
- Dr. Amy Bastian, a movement specialist at the Kennedy Krieger Institute, is using VR to make rehabilitation exercises more engaging for kids. It also lets her team (5: tailor the exercises) to individual children’s needs. ケネディ・クリーガー研究所の運動専門家であるエイミー・バスティアン博士は、VRを活用して、子ども向けのリハビリテーション運動をより魅力的なものにしている。また、VRを用いることで、彼女の研究チームはそれぞれの子どものニーズに合わせた運動プログラムを提供している。
- “With VR, we can do things that are really hard to do in real-world therapy,” Bastian says. “If we want you to learn to reach and control your balance in one direction, we can make all the game (1: components move) things in that direction.” 「VRを使えば、現実世界のリハビリでは難しいことができます。」とバスティアン博士は言う。「例えば、ある方向へのバランスの取り方や腕の動かし方を学ばせたい場合、ゲーム内のすべての要素をその方向に動かすことができます。」
問3
- VR can also help kids who have trouble following directions, she explains. “We can say something like, ‘just punch the red things.’ (2: This can get them to do all kinds of complex tasks.)” VRは指示に従うのが苦手な子どもたちを助けることもできると彼女は言う。「『赤いものをパンチして』と言うだけでよいのです。これにより、彼らはいろいろな複雑な作業をこなせるようになります。」
- Bastian is also developing VR exercises for adults who have damage to the cerebellum, the part of the brain that coordinates movement. (1: This type of brain injury makes people’s movement jerky and uncoordinated.) バスティアンはまた、運動を調整する脳の部位である小脳に損傷を負った大人向けのVRエクササイズも開発している。このタイプの脳損傷を受けると、動きがぎこちなく、不調和になる。
- The team is testing whether other parts of the brain can be taught to coordinate movements instead. (3: In VR, we can manipulate the environment in real time to help them learn to use another brain system.) 研究チームは、脳の他の部位が代わりに動きを調整できるように訓練できるかどうかをテストしている。 VRでは、リアルタイムで環境を操作し、別の脳システムを使うことを学習させることができる。
- That’s why her team is putting people into a VR scene where their bodies don’t exist. They must reach for targets with now-invisible limbs. (4:But this can’t happen if the eyes can see the body, because the damaged cerebellum tries to take over.) だからこそ、彼女の研究チームは、患者の身体が存在しないVR空間に彼らを配置している。彼らは、見えなくなった手足でターゲットに手を伸ばさなければならない。しかし、目が自分の身体を見てしまうと、損傷を受けた小脳が制御しようとしてしまうため、これは起こらない。
- Coins fall from the virtual sky when the person makes a smooth movement to grab an object. This instant feedback for a successful movement is vital for the brain to forge new learning pathways, Bastian explains. “(5:Because the people can’t see their arms, other brain areas must take over to complete the task.)” 人が物をつかむためにスムーズな動きをすると、仮想の空からコインが降ってくる。この成功した動作に対する即時のフィードバックは、脳が新しい学習経路を作るために不可欠だとバスティアンは言う。「腕が見えないため、他の脳の領域が動作を完了させるために機能しなければなりません。」
問4
- “Vision, more than any other sense, is the sense that humans use to (6:navigate the world) and survive. And, more than any other sense, it drives phobias and anxiety.” 「視覚は他のどの感覚よりも、人間が世界を認識し、適応する のに使う感覚です。そして、他のどの感覚よりも、恐怖症や不安を引き起こします。」
- What you see can be easily manipulated using a virtual environment. His team is using this aspect of VR to help people learn to (3:manage their fears). 何を目にするかは、仮想環境を使って簡単に操作できる。彼の研究チームは、このVRの特性を利用して、人々が恐怖を克服する方法を学べるよう支援している。
- “We can (2: create experiences) that are very realistic,” Huberman explains. “We can create an experience that’s a little bit threatening, or one that’s very threatening.” 「私たちは、非常にリアルな体験を作り出すことができます。」とヒューバーマンは言う。「少し脅威を感じるものや、非常に脅威を感じるものを作ることもできます。」
- VR can show people scenes of sharks or spiders, (8: put them high) on top of a building, or have them standing in front of a crowd to speak. VRでは、サメやクモの映像を見せたり、高い場所に配置したり、聴衆の前でスピーチをさせたりすることができる。
- After their participants have one of these VR experiences, the team teaches them ways to (4: manage their stress and) discomfort. These include focused breathing exercises and other techniques. 参加者がこれらのVR体験をした後、チームは彼らにストレスや不快感を管理する 方法を教える。これには、集中呼吸法やその他の技術が含まれる。
- The researchers then (7: put people back) into the stressful VR environment to see if the techniques can help them reduce their anxiety in the moment. その後、研究者たちは彼らを再びストレスのあるVR環境に戻し、それらの技術が実際の不安を軽減するのに役立つかどうかを確認する。
- A unique advantage of VR, Huberman explains, is that researchers can directly (5: measure signs of anxiety). These include changes in eye movements and pupil size. ヒューバーマンは、VRのユニークな利点は、研究者が直接不安の兆候を測定できる ことだと言う。これには、眼球運動や瞳孔の大きさの変化などが含まれる。
- The study is still in progress, but Huberman says the training seems to (1: be helping people) with their anxiety. 研究はまだ進行中だが、ヒューバーマンは、このトレーニングが彼らの不安を軽減するのに役立っているようだと述べている。
問5は本文中(S)の一つ前の行から本文最後までの日本語訳をまとめて掲載する形で解説とする。
ワシントン大学の痛みの専門家であるサム・シャラー博士は、火傷の回復中の子供や大人の気をそらすためにVRを使用している。
(S) 「火傷の痛みは本当に、本当にひどいものです。耐えるのが大変です。」とシャラーは言う。火傷を治すためには、傷口を毎日洗浄し、新しい包帯を巻き直さなければならない。この処置は非常に痛みを伴う。
薬は火傷の痛みを和らげることはできるが、多くの場合、完全な痛みの軽減には至らない。
(T) シャラーは、VRが脳を気をそらすことで痛みを和らげる可能性があると考えている。「人には意識的に注意を向けられる容量が決まっています。」と彼は言う。
「もしその意識の一部を痛みを伴う処置から別の作業に向けさせることができれば、脳が感じる痛みはより少なく済むのです。」
(U) さらに、人々がターゲットを打つゲームも含まれており、注意をそらすのに役立つ。
チームの研究では、この没入型プログラムが火傷治療中の痛みを、通常のビデオゲームをプレイする場合と比較して半減させることが分かっている。
(V) シャラーのチームや他の研究者たちは、人々を氷のように冷たい仮想世界へと誘うVRプログラムを開発した。このプログラムは視覚と聴覚を刺激することで、皮膚に起こっていることを感じにくくさせる。
彼のチームや他の研究者たちは現在、認知行動療法(CBT)など、慢性的な痛みを管理するのに役立つと証明されている技術へのアクセスを広げるためにVRを活用しようとしている。
「もしVRを使って、このような治療を没入型の仮想環境で提供できるようになれば、自己管理による痛みの改善に大きな可能性をもたらすでしょう。」とシャラーは述べている。
(W) VRの価格は下がり続け、人気も高まり続けています。」とヒューバーマンは付け加える。彼はまた、VRが感覚に与えるフィードバックも今後さらに向上していくだろうと考えている。
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