勉強法
2025年12月07日

看護医療系専門進学塾の桜芽会です。
看護・看護医療系を目指す受験生の中には、
「毎日勉強しているのに成績が伸びない」
「勉強時間は確保しているのに模試で点数が取れない」
こうした悩みを抱える高校生が少なくありません。
しかし、その原因の中には、やる気や努力不足ではないものも存在します。
つまり、原因が“努力の方向性が間違っている”ことにある、ということです。
本記事では、桜芽会に寄せられる相談の中から、この「勉強をしているのに成績が伸びない」という問題にフォーカスを当てて解説したいと思います。
それでは、その理由と改善のための正しい勉強ステップについて解説していきましょう。
この記事は、看護大学を目指す高校生はもちろん、学習を支える保護者の方にも役立つ内容になっています。
■ 1. なぜ勉強しているのに成績が伸びないのか
― 「難しい問題=良問」という誤解
なぜ勉強しているのに成績が伸びないのか。
その代表例が――
レベルに合っていない問題集を使ってしまっていること。
これは毎年、多くの看護・看護医療系志望者がハマる落とし穴です。
他の塾から桜芽会に入塾相談に来る生徒の多くが、この落とし穴にはまっています。
なぜこの落とし穴にはまってしまうかというと、次のような勘違いをしてしまいがちです。
- 「難しい問題に挑戦したほうが力がつく」
- 「基礎ばかりでは不安だから、応用問題もやっておきたい」
- 「友達が使っている参考書が難しそうだから、自分もやらなきゃ」
- 「塾や学校の先生がすすめてきた問題集が高レベルの問題集だった」
しかし、これは 受験の本質を外した“勉強している風”の行動 になってしまうことが多いのです。
特に多くの私立看護・看護医療系の大学では、入試問題は基礎〜標準レベルの問題が中心 です。
看護医療系入試に詳しくない学校の先生や塾の先生は、この点を見落として「難しい問題を解けるようにする」という指導をする先生も多いです。
もちろん志望校にもよりますが、看護医療系受験においては、難問を解く力よりも、
「基礎を確実に取る力」「取りこぼさない力」の方が合否に直結します。
■ 2. レベルに合っていない問題集を使うと、なぜ伸びないのか
この理由は3つあります。
- 悩む時間が多くなり、定着のための時間が確保できない
- 解説を見ても理解に時間がかかるため、勉強時間の割に数をこなせない
- 応用問題の多くは特殊性が高く、1問解いても他の問題に応用しずらい
つまり“理解が追いつかない内容をやっても、非効率的で学力が積み上がらない” からです。
勉強には正しいステップがあります。
【正しい学力の伸び方】
- 基礎知識を理解する
- 標準レベルの問題で使い方を確認する
- 過去問レベルで得点できる状態に仕上げる
- 必要なら応用問題で弱点を補強する
しかし、最初から③や④に挑むとどうなるか?
- 解けない
- 理由もわからない
- 自信がなくなる
- さらに難しい問題に逃げる(“勉強している感”はある)
- しかし肝心の基礎は固まらない
こうして、努力と成績がリンクしない状態 になってしまうのです。
■ 3. まずは「過去問のレベル」と「自分の得点」を確認しよう
看護・看護医療系受験では、志望校の過去問レベルと自分の現状の差を客観的に把握すること が最重要です。
▷ やるべきはこの2つだけ
① 志望校の過去問を1年分だけ解く
(時間は測らなくてもOK)
② どれくらい得点できるかをざっくり把握する
これだけで、あなたが今やるべきことは明確になります。
「え、まだ過去問を解くような時期ではないんですが?」という疑問が聞こえてきそうですが、あくまでも重要なのは「レベル感を知る」ということですので、遠慮なく解いてみてください。
もちろん、塾の先生が問題のレベルをきちんと管理している場合は別ですが、そうでない場合はまず「志望校はどんなレベルの問題を出題するのか」ということを、受験勉強を始める前に確認しておきましょう。
■ 看護受験でありがちな「難問主義の罠」
看護医療系の学部の多くは、
- 共通テストレベル
- 教科書レベル
- 標準問題集レベル
これらを確実に取れる力があれば合格圏に入れます。
しかし、過去問を見ないまま、いきなり重要問題集などの「ハイレベル問題集」に手を出す受験生が非常に多いです。
これは、
- 不安だから難しい問題に手を出す
- “努力している感”を得たい
- 周囲が難しそうな参考書を使っている
といった心理が背景にあります。
しかし、合格に必要なのは“見栄えの良い勉強”ではなく“得点につながる学習”です。
■ 4. 桜芽会が看護・看護医療系に特化する理由
― 過去問分析に基づいた「無駄のない学習設計」
桜芽会が看護・看護医療系に特化しているのは、単なる専門塾という意味ではありません。
「過去問分析に基づく、本当に必要な学力」を理解しているからです。
✓ 桜芽会が重視していること
- 大学ごとの出題傾向を分析
- 必要な基礎と不要な難問を切り分け
- 成績が一番伸びる順番で指導
- 生徒のレベルに合った問題設定
- 受験校に合わせた演習量と進度設計
つまり、無駄な難問演習ではなく、合格に直結する“得点力”を育てる 指導を行っています。
難しい問題を解けることが偉いのではなく、出題される問題で点が取れることが大切。
これが看護受験における最重要ポイントです。
■ 5. 成績が伸びる生徒が共通してやっていること
― 「自分のレベルに合った問題」を選んでいる
合格する生徒ほど、「問題集選び」が上手です。
✔ 伸びる生徒の特徴
- 基礎を軽視しない
- わからない問題は飛ばす勇気がある
- 手の届くレベルから積み上げる
- 志望校の過去問から逆算して勉強する
これにより、努力がそのまま点数に反映されていくのです。
■ 6. 今日からできる改善ステップ
【STEP1】自分のレベルを把握する
過去問を軽く解き、何割取れるか確認する。
【STEP2】自分に必要な参考書レベルを見極める
基礎が怪しければ基礎
標準ができていなければ標準
難問は「必要になってから」で十分。
【STEP3】問題集を1冊に絞る
複数に手を出すと効果が薄くなる。
【STEP4】解ける問題を確実に増やす
「わかる」を「できる」に変える反復が鍵。
■ まとめ
看護・看護医療系の受験で最も大切なのは、“自分のレベルに合った学習”を積み上げること。
難しい問題を解くことに意味がないわけではありません。ただし、基礎が固まる前に難問へ進むのは、努力が点数に結びつきにくい最大の落とし穴です。
まずは志望校の過去問レベルを知り、自分の学力とのギャップを正確に把握する。そして、必要なレベルの問題に集中することで、成績は必ず伸びていきます。
桜芽会では、看護・看護医療系に特化し、大学ごとの過去問分析に基づいた最短ルートの学習設計を行っています。
「努力しているのに成績が伸びない…」そんな悩みを抱える受験生は、ぜひ一度ご相談ください。
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