入試分析/解答速報
2026年02月06日

看護医療系専門進学塾 桜芽会の看護医療系大学入試解答速報
桜芽会では、各大学の看護系学部について、入試問題の解答解説を載せていきます。
今回は、2026年度 杏林大学 保健学部看護学科 一般選抜前期3日目(2月5日実施) 生物の解答解説を載せます。
杏林大学 保健学部看護学科を志望している生徒は是非参考にしてください!
※2026年入試のその他大学や科目の解答速報まとめは「【2026年看護医療系学部】 解答速報まとめ|看護医療系専門進学塾 桜芽会」をご参照ください。
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2026年杏林大学 保健学部看護学科 一般3日目 生物 講評
基礎知識の確認に加えて、文章・図表から状況を読み取り、因果で答える力が強く問われた。用語暗記だけでは取りこぼしやすく、「何が増えると何が減るか」「どの条件でどの現象が起きるか」を整理できているかが得点差になる構成。
Ⅰ (代謝・酵素・ATP・呼吸と光合成)
酵素は「触媒」「基質特異性」「反応前後で変化しない」を軸に、実験(過酸化水素→酸素発生)を典型パターンとして処理できるかがポイント。
ATPは構造(アデノシン+リン酸)と、ADPとのエネルギー差・リン酸結合数を正確に押さえたい。呼吸と光合成は物質の出入り(CO₂・H₂O・O₂・有機物)の対応ができているかが勝負だった。
Ⅱ (植生・遷移・水質・外来生物・食物網)
標高と緯度で植生帯がずれるという基本を、具体的な植物名に落とし込む問題で差がつきやすい。遷移は火災後=二次遷移、環境変化で光条件が変わるといった生態の“理由”まで言語化できると安定。水質は溶存酸素・BOD・アンモニウム・細菌数の関係をグラフから読ませる典型で、汚濁→回復の流れをセットで理解しているかが重要。食物網はヒトデの除去による連鎖(キーストーン捕食者)を押さえたい。
Ⅲ-A (地球史・生命の起源)
年代と出来事(原核生物→光合成→酸素増加→好気呼吸→真核生物)の並びを、文章の流れに当てはめる形式。ミラーの実験や共生説など頻出テーマが出ており、単語暗記だけでなく因果関係(酸素増加→オゾン層→陸上進出)を理解しているかで得点が安定する。
Ⅲ-B 講評(細胞周期・DNA複製・分化・遺伝暗号)
細胞周期はDNA量変化の定番(G₁一定→Sで倍化→G₂維持→分裂で半減)をグラフで確認させる問題。DNA複製は半保存的複製と、その証拠(メセルソン=スタール)をセットで理解しているかが鍵。分化は「DNAが変わる」のではなく「発現が変わる」を徹底したい。遺伝暗号は 4³=64、終止3、アミノ酸指定61、アミノ酸20を素早く扱えると計算・読解が一気に楽になる。
2026年杏林大学 保健学部看護学科 一般3日目 生物 解答
Ⅰ
問1(ア):①
問2(イ):②
問3(ウ):②(カタラーゼ)
問4(エ):③(酸素)
問5:④(試験管D)
問6(カ・キ):②(試験管B),③(試験管C)
問7(ク〜サ):ク=⑦ アデニン ケ=④ リボース コ=① アデノシン(アデニン+リ
サ=③ リン酸
問8(シ):④
問9(ス):②(1か所)
問10:⑤(i:ミトコンドリア,ii:葉緑体)
問11ソ:⑤ デンプン,⑥ タンパク質
問12(タ・チ):① CO₂,② H₂O(順不同)
問13(ツ・テ):ツ=⑥ グルコース,テ=③ O₂
Ⅱ
問1(ア・イ・ウ):0 コメツガ/1 シラビソ/3 ダケカンバ
問2(エ・オ・カ):5 ハイマツ/8 コケモモ/9 コマクサ
問3(キ):⑥
問4(ク):①
問5(ケ・コ):③ オオクチバス/⑦ ブルーギル
問6(サ・シ・ス・セ):サ=③C/シ=①A/ス=④D/セ=②B
問7(ソ):②B
問8:②
問9(テ):① 藻類
Ⅲ-A
問1(ア〜エ):ア②/イ⓪/ウ①/エ④
問2(オ〜キ):オ④/カ⑦/キ①
問3:④
問4:②(酸素)
問5:⑥(シアノバクテリア/ストロマトライト)
問6(サ〜セ):サ①/シ⑤/ス⑥/セ④
問7:ソ⑥/タ①/チ④
問8(ツ):②
問9(テ):①
問10(ト・ナ):ト⑤(0.6)/ナ③(0.4)
問11(ニ・ヌ):ニ⑦(0.71)/ヌ②(0.29)
問12(ネ):④
Ⅲ-B
問1(ア):①
問2(イ〜オ)イ:⑧ ウ:① エ:④ オ:⑥
問3(カ):②(仮説2)
問4(キ・ク・ケ)キ:② ク:③ ケ:③
問5(コ・サ・シ):①・⑤・⑥
問6
ス=②(4)
セ=①(3)
ソ=⑧(64)
タ=⑦(61)
チ=④(20)
問7(ツ・テ):① システイン,③ プロリン(順不同)
問8(ト):⑦
2026年杏林大学 保健学部看護学科 一般3日目 生物 解説
Ⅰ
問1(ア):①
酵素は触媒なので,自分は反応の前後で基本的に変化せず反応速度だけを上げる。
問2(イ):②
パイナップルにはタンパク質分解酵素(ブロメライン)があり,肉のタンパク質を分解して柔らかくする。
問3(ウ):②(カタラーゼ)
過酸化水素(H₂O₂)を分解する代表酵素がカタラーゼ。
問4(エ):③(酸素)
H₂O₂ → H₂O + O₂(気泡は酸素)。
問5:④(試験管D)
Dは石英砂で,酵素も触媒作用もほぼないため酸素が発生しない→線香の火は変化しない。
問6(カ・キ):②(試験管B),③(試験管C)
酵素X(カタラーゼ)を含むのは生体試料(肝臓片・すりおろし大根)。Aは酸化マンガン(IV)で酵素ではない。
問7(ク〜サ):ク=⑦ アデニン ケ=④ リボース コ=① アデノシン(アデニン+リボース) サ=③ リン酸
ATP=アデノシン+リン酸3個。
問8(シ):④
ATPの方がADPより大きいエネルギーをもつ。④は逆で誤り。
問9(ス):②(1か所)
ADPはリン酸が2個なので,高エネルギーリン酸結合は1か所。
問10:⑤(i:ミトコンドリア,ii:葉緑体)
呼吸=主にミトコンドリア,光合成=葉緑体。
問11ソ:⑤ デンプン,⑥ タンパク質
呼吸では(分解して最終的に利用する形を含め)有機物を材料にATPをつくる。選択肢で有機物は⑤⑥。
問12(タ・チ):① CO₂,② H₂O(順不同)
光合成は CO₂とH₂O を用いる。
問13(ツ・テ):ツ=⑥ グルコース,テ=③ O₂
光合成でグルコースなどの有機物が合成され,酸素が放出される。
Ⅱ
問1(ア・イ・ウ):0 コメツガ/1 シラビソ/3 ダケカンバ
関東の標高約1900mは亜高山帯で,シラビソ・コメツガ林やダケカンバが出やすい。
問2(エ・オ・カ):5 ハイマツ/8 コケモモ/9 コマクサ
北海道の同標高(1900m)は本州より寒く,森林限界を超えやすいため高山帯植物が中心。
問3(キ):⑥
火災後は樹木が減って開けるので,地表に届く光が強い。
問4(ク):①
火災跡地は一般に土壌が残るので,遷移は二次遷移。
問5(ケ・コ):③ オオクチバス/⑦ ブルーギル
どちらも特定外来生物。
問6(サ・シ・ス・セ):サ=③C/シ=①A/ス=④D/セ=②B
地点2(生活排水流入)=NH₄⁺・BOD・細菌が高くO₂低い → A
地点1(上流)=汚れ指標が低くO₂高い → C
残りで汚れが強い方が地点3 → D,回復した地点4 → B
問7(ソ):②B
流下後(地点4)は有機汚濁が減って透明度が戻り,栄養塩は残りやすく藻類が増えやすい → 地点4=B。
問8(タ・チ・ツ):②
ヒトデはキーストーン捕食者。除去するとイガイなどが優占して岩場を占領し,多様性が低下。
問9(テ):① 藻類
ヒトデ除去 → イガイ等が増えて岩場を覆う → 付着できる場所が減り,藻類が間接的に減少。
Ⅲ-A
問1(ア〜エ):ア②/イ⓪/ウ①/エ④
始原生物=原核生物
無機物→有機物へ=化学進化
27〜25億年前に繁栄=光合成生物(シアノバクテリア等)
光合成で増えるのは酸素
問2(オ〜キ):オ④/カ⑦/キ①
20億年前ごろ出現=真核生物
好気性細菌の共生でできた細胞小器官=ミトコンドリア
酸素からでき,層を作る=オゾン(オゾン層)
問3:④
始原生物は膜・自己複製・代謝は必要条件だが,「ATPで代謝をすべて行う」は生命の初期段階としては言い切れない(ATP系が確立する前段階も想定される)。
問4:②(酸素)
ミラーの想定は還元的(CH₄・NH₃・H₂・H₂O)で,O₂は含めない。
問5:⑥(シアノバクテリア/ストロマトライト)
光合成生物の繁栄の証拠=ストロマトライト(形成者はシアノバクテリア)。
問6(サ〜セ):サ①/シ⑤/ス⑥/セ④
ヒト=脊索動物門-哺乳綱-霊長目。恐竜は爬虫綱。
問7:ソ⑥/タ①/チ④
約2900万年前:類人猿の系統(※設問文脈上)
300〜400万年前:アウストラロピテクス・アファレンシス
現生人類:ホモ・サピエンス
問8(ツ):②
霊長目の特徴=母指対向性(把握に有利)。
問9(テ):①
直立二足歩行では大後頭孔が下向き(頭の真下寄り)に位置する。
問10(ト・ナ):ト⑤(0.6)/ナ③(0.4)
H-Wが成立するなら世代が変わってもアレル頻度は不変。
問11(ニ・ヌ):ニ⑦(0.71)/ヌ②(0.29)
初期:p=0.6, q=0.4 → AA 0.36, Aa 0.48, aa 0.16
aaが子孫ゼロなので除く:残り0.84で正規化
p’=0.36/0.84 + 1/2(0.48/0.84)=0.714… → 0.71
q’=1−p’=0.285… → 0.29
問12(ネ):④
aaが淘汰され続けると,劣性アレルaは最初は減りやすいが,低頻度になるほど減りにくくなり,0に漸近する形。
Ⅲ-B
問1(ア):①
細胞当たりDNA量は G₁期:1 → S期:増加 → G₂期:2 → 分裂後:1 に戻る。これに一致するのが①。
問2(イ〜オ)
イ:⑧ ワトソンとクリック(二重らせんモデルの提唱)
ウ:① 鋳型(2本鎖がほどけ,各鎖が鋳型になる)
エ:④ 相補性(A-T,G-Cの対応)
オ:⑥ メセルソンとスタール(15N実験で複製様式を検証)
DNAは半保存的複製=「鋳型+相補性」で新鎖合成,それを15Nで証明。
問3(カ):②(仮説2)
仮説2が半保存的複製(1回目はハイブリッドのみ,2回目でハイブリッド+軽いDNA)。
問4(キ・ク・ケ)
G₂期(キ):①
M期中期(ク):③
M期後期(ケ):③
G₂期は染色体が凝縮しておらず核は見えるが染色体の形は不明瞭(①)。
M期(中期・後期)は染色体が凝縮して太く短く見える(③)。
問5(コ・サ・シ):①・⑤・⑥
分化は「DNAが消える」のではなく,必要な遺伝子だけが発現する。
筋:ミオシン発現(①)
水晶体:クリスタリン発現(⑤)
赤血球系:ヘモグロビン発現(⑥)
問6
ス=②(4)
セ=①(3)
ソ=⑧(64)
タ=⑦(61)
チ=④(20)
mRNA塩基4種,コドンは3塩基 → 4³=64通り。終止3つを除きアミノ酸指定は61。アミノ酸は20種類。
問7(ツ・テ):① システイン,③ プロリン(順不同)
どちらも複数のコドンで指定される(メチオニン・トリプトファンは基本1種類)。
問8(ト):⑦
配列中の開始コドン AUG から6個読む
AUG–GGG–CUC–AAC–CUG–GGU
= メチオニン–グリシン–ロイシン–アスパラギン–ロイシン–グリシン → ⑦。
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