入試分析/解答速報
2026年02月07日

看護医療系専門進学塾 桜芽会の看護医療系大学入試解答速報
桜芽会では、各大学の看護系学部について、入試問題の解答解説を載せていきます。
今回は、2026年度 武蔵野大学 看護学部 一般選抜A日程2日目(2月5日実施) 生物の解答解説を載せます。
武蔵野大学 看護学部を志望している生徒は是非参考にしてください!
※2026年入試のその他大学や科目の解答速報まとめは「【2026年看護医療系学部】 解答速報まとめ|看護医療系専門進学塾 桜芽会」をご参照ください。
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2026年武蔵野大学 看護学部 一般選抜A日程 生物 講評
第1問〜第5問は、生物基礎の主要単元(進化・生体膜と輸送・遺伝情報・神経と行動・生態系)を横断して、基礎語句の理解と「文章・図表から根拠を拾う力」を確認する構成である。第1問は人類進化や集団遺伝で、年代・用語対応とp・q算出を確実に行う精度が問われた。
第2問は生体膜と輸送で、親水/疎水の向き、小胞輸送、チャネルと担体、能動輸送の区別が得点源である。
第3問はDNAとRNA、転写・スプライシング・翻訳の流れを「2′-OH」などの差異と結び付けて整理できるかが鍵であった。
第4問は神経系と学習行動で、用語暗記だけでなく、現象を条件づけ・試行錯誤へ適切に分類する読解が必要である。
第5問は個体群・群集・物質循環で、相互作用の型(相利・片利)や炭素循環を因果で説明できると安定する。
2026年武蔵野大学 看護学部 一般選抜A日程 生物 解答
第1問(解答番号1〜10)
1:⑤ 2:④ 3:② 4:④ 5:⑦ 6:① 7:⑤ 8:⑧ 9:② 10:⑤
第2問(解答番号11〜20)
11:④ 12:① 13:④ 14:⑧(順不同) 15:② 16:③
17:⑤ 18:③ 19:③ 20:③
第3問(解答番号21〜30)
21:② 22:② 23:③ 24:④(順不同) 25:① 26:② 27:⑤ 28:⑥
29:⑧(順不同) 30:③
第4問(解答番号31〜40)
31:② 32:④ 33:① 34:③ 35:② 36:⑤(順不同) 37:① 38:⑦ 39:④ 40:⑨
第5問(解答番号41〜50)
41:① 42:① 43:⑤ 44:⑦ 45:④ 46:⑥ 47:③ 48:③ 49:① 50:③
2026年武蔵野大学 看護学部 一般選抜A日程 生物 解説
【第1問】
問1 人類進化の代表的な流れ(猿人→原人→旧人→新人)を年代と特徴で対応させる問題である。約700万年前にアフリカで誕生した初期の人類は一般に猿人と呼ばれ、つづいて約220〜240万年前に(ア)の一部から(イ)が進化し、石器使用や分布拡大が進んだ段階が原人に当たる。さらに約60〜80万年前に(ウ)が出現し、約20万年前に(エ)が成立して世界へ広がり、現在の人類へつながるのは新人である。したがって(ア)猿人、(イ)原人、(ウ)旧人、(エ)新人の組合せ=⑤となる。
問2 図は化石年代(万年前)と脳容積(mL)の関係を示す。約300万年前で脳容積が小さい段階は、ヒト属より古いアウストラロピテクス・アファレンシス(④)に対応させるのが自然である。一方、約150万年前で脳容積が増え始めた段階は、石器文化の拡大期とも整合するホモ・エレクトス(②)に対応する。よって(オ)④、(カ)②となる。
問3 霊長類の特徴として、(a)「多くが手足とも5本指で平爪」は一般的に正しい。(b)「親指が他の指と向かい合う(対向性)ため枝などをつかみやすい」も正しい。一方(c)「視野が狭いが立体視できる範囲が広い」は、立体視(両眼視)が発達する霊長類の性質の一面を言うものの、“視野が狭い”と言い切るのは不適切で、一般的説明としては誤り扱いとなる。よって正しいのはaとbで④である。
問4 ゴリラとヒトの比較で、(a)ゴリラは眼窩上隆起や犬歯が発達し、ヒトでは発達が弱い点は正しい。(b)骨盤は、ゴリラでは縦長、ヒトでは直立二足歩行に適した横に広い形であり、これも正しい。(c)ヒトは上半身に対して下肢が相対的に長い(歩行効率の向上)点が特徴であり、これも正しい。したがってa・b・cすべてが正しく⑦となる。
問5「環境に適している個体ほど繁殖し、その形質をもつ子が増え、世代を経て有利な形質が集団に広がる」という自然選択の説明である。結果として「生存や繁殖に有利な形質が広まっていく進化」は適応進化と呼ぶため①が正解である。
問6 図2は「大干ばつ」期を境に、くちばしの平均が上昇していることを示しており、(a)「平均は大干ばつを挟んで急上昇した」は支持される。また図3は親と子のくちばし厚みの散布図で正の相関が読み取れ、(c)「親と子の間で相関がみられる」も支持される。一方(b)「厚いくちばし個体が相対的によく生存した」は、選択の“結果”としてはもっともらしいが、提示図は平均・分布・相関であり、生存率や死亡率の直接比較データではないため、この記述を“図から断定”はできない。よって正しいのはaとcで⑤となる。
問7 遺伝子型がAA=700、Aa=200、aa=100(計1000個体)なので、対立遺伝子Aの総数は AAが2×700=1400、Aaが1×200=200 より合計1600である。個体数1000は遺伝子2本分で総遺伝子数2000だから、p=1600/2000=0.8 → ⑧。qは1−p=0.2より 0.2 → ②。
問8 ハーディ・ワインベルグの法則が成り立つには、少なくとも「遺伝的浮動が無視できる(十分大きい集団)」「自然選択が働かない」「移入・移出(遺伝子流動)がない」などの条件が必要である。設問の(a)は正しい。(b)は「自然選択がはたらく」となっており、法則成立条件としては誤りである。(c)は移入・移出がないという意味で正しい。したがって正しいのはaとcで⑤となる。
【第2問】
問1 リン脂質二重層では、親水性頭部は水に触れる膜の外側、疎水性尾部は水を避ける膜の内側に向く。さらに物質を包んで運ぶ小区画は小胞であり、よって(外側・内側・小胞)。
問2:二重膜の細胞小器官は、核(核膜)・ミトコンドリア・葉緑体の3つである。
問3:エンドサイトーシスは大きめの粒子・集合体を取り込む。選択肢ではウイルスが最も典型(グルコースのような小分子は輸送体でよい)。
問4:アクアポリンは水の通り道であるチャネルで、担体(輸送体)ではない。水チャネルともいわれる。ゆえに「アクアポリンは担体に分類」が誤り。ナトリウムポンプ(Na⁺/K⁺ポンプ)はATPを使う能動輸送で、Na⁺を外へ、K⁺を内へ運ぶ記述が正しい。
問5:イオンチャネル型受容体は、リガンド結合で一般にチャネルが開いてイオンが流れる方向が基本であり、「結合すると閉じて移動が止まる」は不適切。
問6:流動モザイクモデルの核心は、膜中のタンパク質が膜面内(水平方向)に移動できる点である=③。
問7:接着結合はカドヘリンが細胞間接着を担い、細胞内側でアクチンフィラメントに連結する。よって③。
【第3問】
問1:RNAの糖リボースは2′位にOHがある点がDNA(デオキシリボース)との違いである。したがって(ア)=2′。
問2:RNAは2′位にOHがいる、DNAはいない。2′-OHは反応性が高く、RNAはDNAより不安定になりやすい。よって(いる・いない・不安定)=②。
問3:RNAポリメラーゼは鋳型(アンチセンス)鎖を3′→5′方向に読み取り、プロモーターに結合して転写を開始する。したがって正しいのは③・④。
問4:真核遺伝子では、翻訳されない配列がイントロン、翻訳される配列がエキソンである。よって(オ)=イントロン(①)、(カ)=エキソン(②)。
問5:同じ前駆体RNAから、除去される部分の違いで別のmRNAができるのは選択的スプライシングである=⑤。
問6:翻訳はリボソームで行われ(⑥)、tRNAがアミノ酸を運ぶ(⑧)。他は停止コドンや方向、核内過程との混同で不適切。
問7:人工mRNA「ACACAC…」は読み枠によりACAとCACが交互に現れ、交互のアミノ酸列になる。トレオニンに対応するコドンは選択肢中ではACAのみ。よって③。
【第4問】
問1 中枢神経系は「脳と脊髄」から成るので(ア)は脊髄である。末梢神経系は「自律神経系」と「体性神経系」に分かれる。意識せず内臓の働きを調節するのが自律神経系、骨格筋の運動を担うのが体性神経系である。よってア②、イ①、ウ④となる。
問2 化学的伝達では、活動電位が終末に到達すると終末のシナプス小胞がシナプス前膜に融合して神経伝達物質を放出する。代表例はアセチルコリン、ノルアドレナリンである(グルカゴンはホルモンであり神経伝達物質ではない)。よってエ③、オ・カは②と⑤である。
問3 aは走性で生得的、cは性フェロモンで誘発される探索行動で生得的である。一方bは古典的条件づけで習得的、dはアメフラシの反応変化で(慣れ/感作に代表される)習得的である。したがって「生得:a,c/習得:b,d」の組合せ=①である。
問4 eは毎日決まった時刻の給餌で“その時刻”が合図となり、給餌前に浮上するようになる現象で、条件づけ(ここでは古典的条件づけの枠)にまとめるのが適切で⑦。fは有害なハチを経験して以後攻撃を控えるようになる学習で、行動の試行と結果の蓄積による試行錯誤が最も近いので④。gはレバー押しという行動の後に餌という報酬が与えられ、行動が強化されるためオペラント条件づけで⑨となる。
【第5問】
問1 捕食—被食関係の基本は周期変動である。捕食圧で被食者がまず減少し(ア=減少)、餌が減るため捕食者も減少する(イ=減少)。捕食者の減少が続くと(ウ=減少)、捕食圧が弱まり被食者は再び増加する(エ=増加)。よって(減少・減少・減少・増加)=①となる。
問2 異種が密接につながって生活する関係は総称して共生である。相手の存在で互いに利益を得るのが相利共生、一方が利益を得て他方が利益も不利益も受けないのが片利共生である。よってオ①、カ⑤、キ⑦である。
問3 群れの大きさは利益と不利益の兼ね合いで決まる。群れが大きい利点の代表が「多くの目による警戒」であり、個体あたりの見張り時間が短くなる。したがって④が最も適切である(感染リスクは一般に大群ほど増えやすいので“小さいほど増える”は不適切)。
問4・問5 動物体で量的に多い有機物はタンパク質や脂質であり(ク=タンパク質)。植物は光合成で大気中の二酸化炭素を取り込むので(コ=二酸化炭素)。炭素が大気・海洋・土壌・生物の間を移動する過程は炭素循環(ケ)であり、動物や植物が有機物を分解して二酸化炭素として放出するのは呼吸(サ)である。
問6 地球温暖化の影響として、海氷減少によるホッキョクグマの減少、海水温上昇によるサンゴ白化、分布域の北上・高地化、繁殖時期のずれなどは典型例である。一方「火山噴火による溶岩流で草原が覆われ…」は温暖化ではなく火山活動の影響であり、設問の趣旨(温暖化による影響)として誤り=③となる。
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