入試分析/解答速報
2026年02月08日

看護医療系専門進学塾 桜芽会の看護医療系大学入試解答速報
桜芽会では、各大学の看護系学部について、入試問題の解答解説を載せていきます。
今回は、2026年度 杏林大学 保健学部看護学科 一般選抜前期1日目(2月3日実施) 国語の解答解説を載せます。
杏林大学 保健学部看護学科を志望している生徒は是非参考にしてください!
※2026年入試のその他大学や科目の解答速報まとめは「【2026年看護医療系学部】 解答速報まとめ|看護医療系専門進学塾 桜芽会」をご参照ください。
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2026年杏林大学 保健学部看護学科 一般選抜1日目 国語 講評
問題Ⅰ 概観
平野啓一郎の『「カッコいい」とは何か』からの出題。ここ数年の評論文でよくみる出典である。著者の平野氏いわく、「『カッコいい』は、民主主義と資本主義とが組み合わされた世界で、動員と消費に巨大な力を発揮してきた。端的に言って、「カッコいい」とは何かがわからなければ、私たちは、20世紀後半の文化現象を理解することが出来ないのである。」とある。本問の出題も人の個人的感覚「カッコいい」は、身体感覚を伴い、社会システムに組み込まれていることを示し、それがどんな社会現象になるのかを述べた部分である。
問題Ⅱ 概観
野々井透の『棕櫚を燃やす』よりの出題。第38回太宰治賞の受賞作品である。
文章の表現が独特であるが、このシーンは看護・医療系を目指している受験生にとっては捉えやすいシーンだったと思われる。一方で作者の文体は難しく、登場人物の感情がわかるようには書かれていないので、表現から捉えられる気持ち、比喩や語感から考える必要がある。
2026年杏林大学 保健学部看護学科 一般選抜1日目 国語 解答
Ⅰ 問1④ 問2③ 問3① 問4① 問5③ 問6② 問7④ 問8②
Ⅱ 問1③ 問2④ 問3③ 問4④ 問5① 問6① 問7①
Ⅲ 問1② 問2① 問3③ 問4④ 問5① 問6④ 問7② 問8① 問9③ 問10④
2026年杏林大学 保健学部看護学科 一般選抜1日目 国語 解説
問題Ⅰ
問1 空欄補充の問題。解答は④
空欄A・Bはともに、かっこいい、という語に関連するが、「A」は、あるジャンル内、「B」はジャンルを前提としない、とあるので、意味範囲の狭い「恰好いい」と、感覚を表す言葉であり、どんな場面でも使える「カッコいい」を入れる。
問2 空欄補充の問題。解答は③
社会は「カッコいい」感覚(=しびれるような生理的興奮)を社会システムに組み込むことで、社会にある物事の価値判断を人々にさせている、ということである。
問3 空欄補充の問題。解答は①
この問題は単語力も必要である。外国語の単語をカタカナにされてしまうと、うまく意味の取れない受験生も多いのでしっかり単語帳をみておきたい。
「カッコいい」は疑いようのない体感、個人的なものなので、自己同一性を表すアイデンティティが入る。
②プライオリティ(priority)
意味:優先順位・重要度
③インセンティブ(incentive)
意味:やる気を起こさせる刺激・動機づけ・報酬
③オーセンティシティ(authenticity)
意味:真正性・本物らしさ・誠実さ
問4 下線部aの時を答える問題。解答は①
1)「経験する自己」がしびれるような生理的興奮を感じる→しびれを感じる
2)その興奮を「物語る自己」が言語化する→カッコいいと思う
1)が起こるとき、人々は自分の属する社会や文化の影響をうけるし、この感覚は、美しさはじめかなり多くの社会現象に当てはまる。しびれが感じられたあと、「カッコいい」と言葉にしたくなる。
問5 空欄補充の問題。解答は③
2か所空欄のある問題の場合、対義語・類義語のペアや、時間の前後といった組み合わせに意味を持つものが多い。
今回は、痛みや快感といった生理的刺激が、マイナスであれば自傷行為、プラスであれば「カッコいい」を感じたしびれ、のため、否定⇔肯定と考える。
問6 下線部bの具体例を考える問題。解答は②
「カッコいい」という言葉を与えた対象に、私たちは憧れが強くなると模倣願望が生まれることを捉える。
問7 空欄補充の問題。解答は④
先に空欄補充であったDでアイデンティティを入れたように、ここGでも、自分の「カッコいい」がどこにあるのかを探し求めるという意味で、「自分探し」である。自分との同化意識が強くなるので、自分の推しを否定されれば、自分を否定されて感じることとなる。
問8 本文の内容一致の問題。解答は②
①・②で迷うが、②は1ページ目、空欄Dの前と、下線部aの後に同じ内容の記載がある。①は「カッコいい」という言葉は戦前からあるが、「恰好が良い」が戦前からあったかどうかは記載がない。
問題Ⅱ
問1 下線部aの父の行動から、どんな心情だったかを問う問題。解答は③
自分の余命宣告があり、その期間を書き取った「いちねん」を何度も何度も線で囲うことは、受け入れがたさ、信じられなさ、一番衝撃的だった、ということである。
問2 下線部bについて、主人公の心情を答える問題。解答は④
すぐ前まで当たり前にあった日常を思い出し、「父」はどういう人かを手繰っているうちに、昔の絵で、今回の文字囲いのようにはみ出しているものを思い出した、ということ。③と④で迷うが、父の絵は父にとって意味のあるものではなく春野にとって意味を持つ。
問3 下線部cの比喩を説明する問題。解答は③
「知らない惑星まで飛ばされた」というのは、一気に、思ってもみないところへ、という感覚である。地続きで昨日の今日のはずが、全く違う場所に飛ばされ、それはしかも文明の果てで光の届かない場所=不安で希望がみえない、ということである。
問4 下線部dの意味を答える問題。解答は④
これは父の変容のあとなので、入院である。
問5 下線部eがどの部分なのかを指摘する問題。解答は①
春野に対して、澄香の言ったセリフが選択肢のため、どれも正解ではあるのだが、春野が「理解しようと、からだの中に飲み込むように唱えて」という言葉であるから、意味のすぐ取れない言葉である。
問6 空欄補充の問題。解答は①
空欄Aのあとに、まっくらな「穴」とある。
問7 下線部fの理由を問う問題。解答は①
①と②でまよう選択肢。③、④は文章からもあり得ない。
状況としてはこの後の父の様子がないので、確実にはどんな気持ちがわからない部分。どちらも間違いではないし、どちらも正解ではない。この時点では「恐怖」「焦り」を一度も誰も出しておらず、この「いちねん」の時間を「あまさず暮らす」ことがテーマなので、時間に関する①を選ぶ。
問題Ⅲ
⑴漢字の問題
問1 施行 ①思案②施設③一矢④指南
問2 多寡 ①寡黙②烈火③禍根④過剰・・・②は慣用表現、③は難しい
問3 斉唱 ①精勤②風情③一斉④清流
問4 謙虚 ①選挙②居室③去来④空虚
問5 惨事 ①惨敗②散財③賛歌④暫定的
⑵慣用句、ことわざ、故事成語についての問題
問6 ④ 現在は、食欲が増し、馬が肥えるような過ごしやすい秋の季節感を表すが、もとは匈奴からの略奪を恐れる言葉
問7 ② 夜郎自大 大したことがないのに偉そうにふるまう様子
問8 ① 良く先生から卒業生へ送る言葉。青色は、材料である藍よりも、染めた後は、深く「青」くなることから、弟子が師匠より優れて育つこと。
問9 ③ ことわざとされているが、昨今では「父」のイメージが変化し難しい
問10 ④ ことわざ。一点に夢中になって集中してしまうと、状況や周囲が見えなくなること
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