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【東京家政大学 健康科学部 看護学科】(生物基礎)出題傾向・対策・予想

入試分析/解答速報

2023年12月07日

看護医療系専門進学塾の桜芽会です。

桜芽会では、各大学の入試傾向や対策について科目ごとに掲載していきます。

最後に予想問題も掲載するので、ぜひ読んでください!

今回は、東京家政大学 健康科学部 看護学科の傾向・対策・予想になります。

【出題内容】

試験科目ですが、英語が必須であり、数学ⅠA・化学基礎・生物基礎・国語から2科目。

つまり、合計3科目受験なります。

※生物基礎・化学基礎の2科目では受験不可

そこで「生物基礎」を選んだ受験生はぜひ最後まで読んでください!

出題形式は、全問マーク式で、これまでの出題内容について以下の通りです。

基本的には、大問数は5題であり、解答個数は40前後くらいになっています。

また、解答時間は2科目で100分なので、単純計算で生物基礎に使っていいMAXは50分です。

出題形式としては、用語選択問題・空所補充問題・正誤問題・計算問題・考察問題が出題されます。考察問題も多く出題される傾向です。考察問題は、共通テストに少し似ている形式になります。共通テストになる前のセンター試験に似ているといった方が正しいかもしれませんが、選択肢を組み合わせて解く考察問題があります。

過去の出題内容についてみてみましょう。

統一地区日程
20231/26代謝遺伝情報体内環境体内環境生態系
1/27細胞遺伝情報体内環境体内環境生態系
20221/26代謝遺伝情報体内環境体内環境生態系
1/27細胞遺伝情報体内環境体内環境生態系
20211/27細胞遺伝情報体内環境体内環境生態系
1/28細胞遺伝情報体内環境体内環境生態系
20201/25細胞遺伝情報体内環境体内環境生態系
1/26代謝遺伝情報体内環境体内環境生態系

Ⅰ:細胞もしくは代謝の問題

Ⅱ:遺伝情報

Ⅲ:体内環境

Ⅳ:体内環境

Ⅴ:生態系

といった出題が、ここ近年の東京家政大学の統一地区の問題になります。

また、例年 必ず体内環境から2題出題され、体内環境の比重が高くなっています。

【出題傾向】

出題範囲は、生物基礎です。生物基礎の各単元から満遍なく出題されています。先ほども書きましたが、体内環境が2題あるのでその分他の大問に比べても、難しい問題になっています。

・細胞

生物基礎の細胞では、顕微鏡の内容と原核生物についての出題が多くみられます。顕微鏡の使い方や分解能について細かいところまで聞いてきます。そこから派生して、細胞や構造体の大きさに関する問題や接眼ミクロメータ―の問題が過去に出題されています。接眼ミクロメータ―の問題は倍率が変化すると途端に難しくなります。2022年の1月27日のⅠの問題で演習してみましょう。

・代謝

基本的には、同化と異化についてです。そこから、呼吸と光合成の反応に関する問題が多く出ています。また、ATPに関する問題が頻出です。ATPは、ヌクレオチドであり、塩基としてアデニン、糖としてリボース、リン酸を3つもちます。また、リン酸とリン酸の間は、高エネルギーリン酸結合をしているので、高エネルギーリン酸結合は二ヶ所になることは押さえておきましょう。最後に酵素についても把握しておきましょう!カタラーゼの実験については、下記にまとめておきます。

・遺伝情報

遺伝情報については、満遍なく出題されています。DNAの構造や、シャルガフの規則、遺伝子の本体に関する実験、体細胞分裂、セントラルドグマ、ヒトゲノムなどしっかりと現象を理解し、用語を覚えておきましょう。

・体内環境

体内環境は2題出題されますが、片方が考察問題であることが多いです。ちなみに両方が考察問題の場合もあります。知識的な問題も体内環境の範囲から満遍なく出題されています。具体的には以下の内容があるので、しっかりと一つずつわからない、苦手な項目をつぶしていきましょう。

①血液(血球の大きさ、個数、核の有無、血管)

②心臓(肺循環、体循環、酸素解離曲線)

③腎臓(腎臓の構造、腎計算、魚類の浸透圧調節)

④肝臓(肝臓の構造、肝臓の働き)

⑤自立神経系、動物ホルモン

⑥免疫(自然免疫、獲得免疫、HIV、ABO式血液型)

このあたりの知識に抜けが内容に学習を進めていきましょう。

・生態系

生態系に関しても、考察問題であることが多いです。基本的に、グラフが与えられ、知識と結び付けながら答える問題になっています。知識的にもしっかりと遷移やバイオームについて把握している必要がありますが、自然浄化といった内容は教科書、資料集にグラフが掲載されています。そういったグラフについて、なぜこのようなグラフを描くのかを考えながら学習をしていきましょう。

【対策】

① まずは、体内環境を固める

大問5個中で2題 体内環境が出題されているので、ここを得点源にできると合格に近づきます。また、考察問題も出題されているので、しっかりと教科書や資料集のグラフに関しては、縦軸と横軸をみて理解することをお勧めします。

② 体内環境以外を固める(遺伝情報→生態系→細胞→代謝)

体内環境が2題出題されることに注目してしまいますが、生態系と遺伝情報も必ず出題されるということにも注目しましょう。まず、先に遺伝情報から取り掛かりましょう。出題されるところがほぼ決まっています。ここを攻略できるかがキーポイントです。そのあと生態系に進みましょう。後半の部分の勉強しにくい環境問題や地球温暖化の単元もありますので、しっかり教科書等で知識の確認をしましょう。

③ 過去問を通して、考察問題を解く。

東京家政大学・東京家政大学短期大学部 (2024年版大学入試シリーズ) 

①②を終えたら、過去問演習です。インプットした知識をアウトプットする練習と苦手単元を洗い出ししましょう。やっぱり、体内環境なのか、それとも遺伝情報なのか、生態系が弱いのかを確認し、再び①②に戻りましょう。絶対に解きっぱなしはダメです!また、ここで生じる問題が知識問題はほぼ完答したけど、考察問題が解けないというパターンです。考察問題をただ頭から何回も読んでも、できるようにはなりません。考察問題を解く上での指針を、しっかりともって回答することが大事です。ただ、闇雲に沢山の問題を解くのではなく、何に注意して読むかが重要です。考察問題のブログも直近書きますので、そちらも併せて、確認してください。

お勧めの参考書を下記に貼っておきます!

共通テストの生物基礎に似ていることもあり、知識も確認できるのでこちらがおすすめです。

大学入試の得点源 生物基礎[要点] 新装版

【予想問題】

最後に大予想です!期待はしないでください!

大問単元内容
代謝カタラーゼの実験
遺伝情報ゲノム
体内環境肝臓の構造・働き
体内環境免疫
生態系自然消化・生物濃縮

まず、細胞と代謝は2日間でどっちも出題されると思います。

その代謝の中で、酵素の範囲になるカタラーゼの実験と予想しました。

過酸化水素→水+酸素

に分解する触媒は、2種類あります!

無機触媒である酸化マンガン、生体触媒(酵素)であるカタラーゼです。

カタラーゼは、真核細胞には普遍的に存在します。受験で頻出なのは、ブタの肝臓片とダイコン片になります。生体触媒(酵素)であるカタラーゼは、最適温度があるため煮沸すると変性し、失活してしまうことを押さえておきましょう。また最適pHもあり、塩酸や水酸化ナトリウムによって変化することも把握しておきましょう。ただ、無機触媒である酸化マンガンは、最適温度も最適pHもないので変化しません。

肝臓の働きについては、語呂合わせで

に げ た 赤 い グ リ コ た ち と覚えてください。

かなりシュールな光景を想像してください。

に:尿素の生成

げ:解毒作用

た:胆汁の生成

赤:赤血球の破壊

グリコ:グリコーゲンの合成・分解

た:タンパク質の合成分解

ち:血液の保持

このくらい覚えておくとよいでしょう!

最後に、自然浄化と生物濃縮ですが自然浄化に関して、BOD(生物学的酸素要求量)などの変化や酸素、アンモニウムイオンなどの変化がなぜ起こるのかということも押さえましょう。それと赤潮やアオコについても出題される可能性があります。生物濃縮については、体内で分解されにくく、排出されにくいといった特徴と代表的な例として、DDT、カドミウム、PCBなどがあることも覚えておきましょう。

ここまで、読んでいただきありがとうございました。

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