コラム
2023年12月15日
看護医療専門進学塾の桜芽会です。
皆さんは学習ロスという言葉を聞いたことがありますか?
本稿では近年話題になっている学習ロスについて、そして学習ロスを防ぐために重要な塾、予備校の選び方について書いていこうと思います。
学習ロスとは何か
学習ロスという言葉は近年注目されている言葉で、スタディカルテが高校生を対象に行った調査によるものです。
学習ロスについての記事はこちら
簡単にいうと学習ロスとは受験に関係のない科目、理解していない授業を受けたり、すでにできる範囲の授業を受けたりといった、自分の実力や目的と合っていない勉強をしている時間を指します。
皆さんも「この授業受けてても意味ないな」とか「提出しなければいけないから作業的に宿題をこなさないと」といった経験があるかと思います。
上記の調査によると、高校生の6割以上が何かしらの学習ロスを感じているということが分かっています。
しかも学習ロスを感じているのは「授業中」がほとんどで、次いで「授業時間外」「志望校対策の時間」となっています。現役生にとっては学校授業は出席必須であり、集団の塾に通っている方にとっては塾の授業も出席しなければなりません。受験期間の大半を占めるため、その影響は計り知れません。
また、授業時間外での学習ロスは、しっかりと自分自身の力のみで勉強することに限界を感じている高校生が少なからずいるということを示しています。
授業中、授業時間外で学習ロスを感じているということは、裏を返せばしっかりと対策を講じれば、勉強はもっと効率化できるということです。
学習ロスの原因は?
実は看護学部を目指す学生は、特にこの学習ロスの影響を受けやすい可能性があります。というのも、看護学部生は理系というイメージがありますが、受験科目に関していうと完全な理系パターンとは異なるためです。
例えば私立大学に限りますが、理系といっても数学受験で数Ⅲ(2025年ど入試からは数Cも含む)は使用しませんし、そもそも数学を選択しなくても受験が可能です。
上記のように受験に必要な受験科目パターンが多岐にわたるため、文系でも受験できる大学も存在します。裏を返せば、不要な科目も多く、単純に理系コースの授業を受けていても無駄になってしまう授業を受講しなければならない可能性もあるわけです。
看護医療系を目指す方は「学習ロス」を防ぎ、適切な塾や予備校の選択が重要です。効率的な学習環境を整えるための塾や予備校の選び方を、看護系学部志望の学生向けにご紹介。
長時間にわたる受験勉強は、一人だけで乗り切るには非常に厳しいものがあります。そこで、受験生にとって塾や予備校の選び方は、目指す大学や高校への合格における重要なステップと言えるでしょう。
しかし、多くの塾や予備校が存在する中で、どのようにして最適な学びの場を見つけることができるのでしょうか。選択する際には、講師の質、カリキュラムの内容、指導体制、自習支援の有無など、多角的にチェックすることが肝心になります。
以下にポイントをまとめるので、参考にしてみてください!
受験対策のポイントを押さえる
受験生にとって重要なのは、自分に合った効果的な受験対策を立てることです。塾や予備校を選ぶうえで押さえておきたいポイントはいくつかあります。
まず、自身の学力レベルや受験する学校の傾向を理解し、それに適した学習プログラムを提供しているかどうかを確認します。
また、過去の合格実績をもとに、その教育機関が自分の目標とする学校への合格に強いかも重要なポイントです。さらに、定期的なテストなどを通じた現状の学力レベルの把握や弱点の克服支援が整っているかも見落とせません。
学習方法とカリキュラムのチェック
塾や予備校を選ぶ際には、その教育機関の提供する学習方法やカリキュラムが自分に合っているかどうかを確認することも重要です。
例えば、集団授業が得意な生徒であれば、その形式を採用している塾を選ぶことで効率的な学習が可能です。また、個別指導を強化している塾であれば、より自分の弱点を集中的に改善できるでしょう。さらに、理解していないところ、定着していないところはきちんとフォローするような体制が整っていることが理想です。
どのような指導を行うのか、授業内容が詳細に計画されているかなど、具体的なカリキュラムを確認することが、無駄なく学習を進めていくためのカギとなります。
モチベーション維持のための環境
勉強の継続はモチベーションの維持が不可欠です。塾や予備校を選ぶ際には、モチベーションを高め、維持する環境が整っているかを検討することも大切です。
自身の進路に合った進学相談や、目標達成へ向けた具体的な学習計画の提案、学習進捗のフィードバックなど、受験生を全面的に支える体制があるかをチェックしてください。
また、自分と同じ目的をもった仲間の存在も重要です。これは一緒に勉強する仲間と切磋琢磨できるという精神的な意味はもちろんですが、カリキュラムや学習レベルが揃うことによって授業の学習ロスを減らす効果もあります。
自習スペースの重要性
どんなに優れた教材やカリキュラムがあっても、授業よりも自習する時間の方が長いので、自習する最適な環境がなければ学習効果は半減してしまいます。
そのため、塾や予備校において自習スペースの有無は重要な要素になります。家で1人で集中して勉強することができる人はなかなかいないでしょう。
もちろん図書館やカフェといった自習環境も重要ですが、気軽に講師や同じ目標を持った仲間とコミュニケーションが取れる自習室はなくてはならない機能です。
質の高い指導陣
質の高い指導陣をそろえている塾を選ぶことも重要です。講師一人ひとりが、知識はもちろんのこと、教える技術やコミュニケーション能力に長けており、個々の受験生に合わせた指導を行うことができなければ塾に行く意味がありません。
勉強を教えるだけであればある程度の学力があれば誰にでもできます。しかし、「適切な指導」となるとそう簡単にはいきません。
塾や予備校を選ぶ時は自分に合うことはもちろん、自分の進路に関してノウハウがある講師がいること、実績を持った講師がいることを事前に確認しましょう。
また、ホームページの情報だけでは分からないことも多々あります。都合がつけばぜひ体験授業にも参加して判断してみてください。
専門コースの設置
予備校や塾選びにおいて見逃せないのが、専門コースが充実しているかどうかという点です。
医学部対策や国公立大学対策、桜芽会でいえば看護医療系対策など、特定の分野に特化したコースを設けている塾でしかできない的確で効率的なな指導があります。
限られた時間の中で効率的な学習を進めるためには、自分の目指す学部や受験科目に応じて細分化されたコースが設けられていることが不可欠です。
こうした専門コースを利用することで、知識の深堀りと実践力の養成が同時に進み、学習ロスのない受験勉強が可能になります。
最適なコース設定
受験生は各自の学力レベルや性格、学習スタイルが異なるため、一人ひとりに最適な学びの場が必要です。
最適な塾や予備校を選ぶには、受講スタイルやコースが自分の目指す進路に合っているかチェックしましょう。コースは学習ニーズに合わせて柔軟性があるのが理想です。
例えば集団授業と個別指導は、それぞれ特徴と利点が異なります。
集団授業は複数の生徒が同時に授業を受けるスタイルで、価格も安く、競争心が刺激されることで向上心を持って学習に取り組めますが、ついていけない、逆に既に理解している範囲を扱う場合もあります。
一方で、個別指導は一人ひとりのペースや理解度に合わせて指導を受けられ、疑問点をすぐに解消できるメリットがありますが、価格が高くなってしまう可能性が高いです。
どちらを選ぶかは学習スタイルや性格、受験目標によって異なります。自分の性格や目標とのギャップを分析し、最適なコースが設置されていることを確認しましょう。
進路や学習面でのサポート体制
学習計画をたて、それを実行に移していくときに、適切なサポートを提供することで、より効果的な学習が可能になります。
サポート体制は、ただ単に質問対応をするだけではありません。能力と目標校のギャップやその人自身の特性を加味した上で目標設定を行わなければなりません。
また、授業の理解度が不十分な場合や、知識の定着を確認する場合には、テストとフィードバック体制が重要です。
一人ひとりの学習状況を把握し、必要に応じて追加のサポートを提供する環境が整っているかどうかも塾や予備校を選ぶ上では重要です。
まとめ
学習ロスを防ぐためには、自分に合った予備校を選ぶことがとても重要です。ただし、多くの予備校が存在する中で、どの学校を選べばよいのかは、ひとりひとりの学習スタイルや目標によって異なります。
高い合格実績を誇る教育機関もありますが、ここまで書いた内容も含め、自分の学習ペースや理解度に合う教育方針を持つ学校を探すことが大切です。
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