インタビュー
2024年01月04日
看護医療系専門進学塾の桜芽会です。
桜芽会では志望大学に合格し、キャンパスライフを送っている現役看護学生に、受験勉強の体験や現在の学生生活についてインタビューを行い、シリーズとして掲載していきます!
将来看護師を目指している人や看護学部を目指している方はもちろん、まだ何を目標にして良いか分からないという方もぜひ読んでみてください。
基本情報
氏名:匿名
大学名:順天堂大学
学年: 1年
性別:女
現在大学でどんな勉強をしている?
人体を学ぶ解剖生理学、その基盤となる科学や生物記録の書き方を学ぶ看護過程看護理論、成人、高齢者、母親などそれぞれの特徴、心理的また身体的状態、生活スタイル、健康状態などを勉強しています。
看護師を目指した時期ときっかけ
自分が過去に附属病院で手術をしていただい経験から命の尊さを感じて医療に対して関心を持ち、医療職に携わりたいという気持ちを抱いたからです。
また、入院当時看護師さんに記録していただいた成長日記を見て、優しく誠実に向き合い続ける姿勢に感銘を受け、看護師になりたいと考えるようになりました。
入院時の看護師・看護学生による細やかに観察された記録を見て尊敬し、自分もこの仕事がしたいと強く思いました。
1日のスケジュール(学校ver、休日ver)
【学校(楽な日)】
8:00 起床
10:00 家を出る
10:40~14:50 講義
16:00~22:00 アルバイト or友人とお出かけ
22:30 帰宅
0:00 就寝
【学校(忙しい日)】
7:00 起床
8:10 家を出る
8:50~18:30 講義
19:00 帰宅
20:00~22:00 課題
0:00 就寝
【休日】
8:30 起床
11:00~17:00 アルバイト
18:00~0:00 自由時間
1:00 就寝
大学生活で大変なこと、楽しいこと
大変なのは、いくつかの講義で同時期に課題が出される時があることです。
とくに患者様(模擬)のカルテから必要な情報を抜き取り、数ページ分の記録の練習をする課題は、不慣れなこともありかなり時間を費やします。
また、1から5限まである日は言わずもがなとても疲れます。
実習の時期はアルバイトやお出かけが少し難しく、ストレスの発散が難しいのでつらいです。
そしてやっとの思いで記録を提出してもよい成績を付けてもらえないこともあり、これもしんどいと感じます。
楽しいことは、実際に仕事で活用する事を学んでいるときです。
看護技術の講義は、とても重要で真剣に取り組む必要がある一方、様々な友人とコミュニケーションをとり仲良くなることができます。
やはり一番楽しいのは大学に入ってできた友人とカフェに行ったり遊園地に行ったり買い物に行ったり…お出かけすることです。
自分で貯めたお金で旅行に行けるという達成感や高揚感は高校までは味わえなかったものです。
勉強法(小学校から高校まで)
小学校時代は中学受験をしたので、塾でいわれた宿題とテストをひたすらこなしていました。
この頃は勉強法がどうのこうのではなく、ただひたすら与えられたものをこなすという意識でした。
中学校は定期試験で順位を上げることに専念していました。受験して入った学校でしたが、順位は下位で勉強についていけていなかったので、1年生の基礎からやり直すために個別塾へ行っていました。
小学生の頃は「勉強のやり方」について意識していませんでしたが、個別塾に行ってからはむしろ勉強のやり方を重点的に教わりました。
それまで定期テストの点数をとることに必死だったので、それまでの範囲でできない単元があっても、定期テストに出る単元ばかりを勉強していました。
しかし、それでは全く成績が上がらなかったので、勉強法を改め、英語は文法や英単語、数学は正負の数まで戻って基礎を徹底的に復習しました。
高校生の頃も塾に行っていたので、1、2年生の頃は受験に対する意識も低く、塾で与えられた課題をひたすらこなしていました。
ただ、中学生の頃に一度全てできていないところを復習できていたので、塾の課題をこなしているだけである程度はついていくことができていました。
高3になってからは塾の先生に相談しながら日々のルーティンを構築して勉強をしていました。具体的には以下のような感じです。
【英語】
・英単語・英文法(シスタン・ネクストステージ)
※このうち、英単語は通学時の電車で毎日行っていました
・1日1長文
【数学】
・ひたすら共通テストのテキストを解く
・覚えてないものはチャート(黄色)に戻る
【国語】
・共通テストと過去問を解くのみ
・古文単語
※古文単語も英単語同様、通学時の電車で毎日行っていました
ルーティンを構築することで良かったことは、毎日やることに悩まなくても良いことです。やることを悩んでいる時間は本当に無駄で、時間もなくなるしやる気も削がれてしまいます。
受験勉強を始めた時期は?
本格的に受験勉強を始めたのは高校3年生7月からです。私は短期集中型だったので特にこの開始時期に後悔しているということもありません。
ただ、この受験勉強を開始した時期が万人に当てはまるかと言われればそうではないと思います。
というのも、私は小学校から高校までずっと塾に行っていました。学校以外の時間で(半ば強制的に)勉強するという習慣がずっとあったというのは大きいと思います。
受験時の選択科目は?その科目を選択した理由も
数1A数2B、生物基礎 化学基礎、現代文古典、日本史を選択していました。私は文系だったので、これら以外の選択ができなかったというのが理由です。
受験期と受験期以外での平日、休日の勉強時間
高校2年生までは平日30分、休日1時間という感じでしたが、塾がある日は2時間勉強していました。
高校3年生からは平日3時間+電車内片道30分ずつ(計4時間)、休日7時間+電車内片道30分ずつ(計8時間)くらいだったと思います。
休日に電車移動がある理由は、友人と一緒に勉強していたからです。
学校や塾がある日は友人と勉強できますが、私は一人では勉強ができないタイプだったので、学校も塾も休みの日は図書館に行って友人と勉強していました。
使える勉強アプリや参考書、問題集など
【英語】
やっておきたい英語長文300、500、700はおすすめです。長文の長さが決まっているので、自分の志望校で出題される長文に合わせて演習ができます。特に和訳が出題される大学を受ける場合は必須だと思います。
英文法は頻出英文法・語法を使っていました。繰り返すと分かるようになりますが、気力が必要です。英文法が苦手な人はこの前段階としてスクランブルやネクストステージがおすすめです。
私のように電車で英単語や熟語を勉強する人は多いと思いますが、この場合はターゲット1900アプリがおすすめです。本が開けなくてもスマホアプリなら片手で勉強ができます。
英文解釈の技術は短文を丁寧に図解しながら訳してくれている、かつ細かくレベル分けされているので、長文演習にいく前に手をつけるのが良いかと思います。ただ、解説の文章読むのが嫌いな人はやめた方がよいかもしれません。
【数学】
チャートは王道で良いと思いますが、数学が全く分からない人や、目標大学の偏差値によっては最初から手を出さない方が良いと思います。
私は青チャートと基礎問題精講、過去問で順天堂の医療看護は十分だと思いますが、これはあくまで出口としての問題集レベルが十分というだけです。
最終的にこの問題集のレベルに到達できるように、今の自分の段階を踏まえて問題集を選んでください。問題集選びに自信がない人は学校や塾の先生にアドバイスをもらってください。
【国語(古典)】
みるみる覚える古文単語300+敬語30すごく良かったです。ビジュアルも見やすいし覚えやすい、本当にお勧めできる一冊です。
古文上達基礎も文法を覚える上では非常にお勧めできます。あとは古典の先生に授業ごとに問題プリント(私大)をもらってひたすら解いていました。
【生物・化学基礎】
もともと文系ということもあり、生物、化学基礎にはそこまで力を入れていませんでした。配布されたテキストや問題集を使っていました。
受験期のストレス発散法(モチベーションの維持方法)
受験期は毎日学校にいたので、勉強に飽きたら友人を連れて散歩、おしゃべりをしていました。
モチベーションを作るのはあまり上手ではなかったのですが、周りの友人に影響されて勉強することができました。
あとは看護師になるという夢のためにがむしゃらにやっていた感じです。
今の大学を選んだ理由
順天堂大学の附属病院に幼いころからお世話になってきたのが一番の理由です。恩を返したい思いがありました。
附属病院がいくつもあり実習や授業のサポートが手厚そうだと感じたのも理由の一つです。(実際かなり面倒見がよい大学でした)
また、看護師の資格のほか、保健師、助産師、養護教諭の資格が得られるので、人生の幅が広がると思いました。
受験形態(一般、総合型、推薦)とその受験形態を選んだ理由
一般受験です。特に何も考えず一般受験になりました。
なんで大学進学を選んだの?
専門学校は教育課程が大学に比べて短いので圧倒的に大変であり、当たりはずれもあるかもしれないと思ったので大学進学を選びました。
しかし、正直看護を学ぶとしたら順天堂大学以外には行くつもりがなかったというのが大きいです。
ほかに自分が思う大学のメリットは、看護の知識・技術はもちろん、関連する分野のスキルも習得していけるので、幅広く学習をしたいと思う私に最適でした。
また、大学卒業が最終学歴になるので違う道にも比較的行きやすく就職が可能になります。比較的高い初任給や昇給条件が良い病院への応募や就職もしやすいです。
高校生時代の勉強、進路、選択科目などに対する後悔
勉強に対する後悔はないです。高校生活はコロナウイルスにかなり影響を受けてしまったので、もっと高校生活のイベントを満喫したかったです。高校2年生までもっとあそんでおくべきだったと後悔しています。
進路に関しては、両親や教師など身近な方の意見に流されないで自分を持つべきだと学びました。目標や夢を反対されて自信を無くしても、自分がやりたい道を目指した方が頑張れます。
自分の本心としっかり向き合い、自信をもってやるべき行動をすることが将来の「楽しい」につながると思いました。
あとは部活動を途中でやめてしまったことを後悔しています。部活動は目標に向かって努力し続ける必要があるため、継続力を身につけることができます。
ひとりだと中々続かないことも、仲間たちと一緒に切磋琢磨することで、目標に向かって粘り強くがんばる力も身につきます。そしてそれこそが受験勉強のばねになると思います。
看護実習の体験談
まだコミュニケーションのための実習しか経験していないが、患者さんにたすけられることも多いと学びました。
こちらが患者さんを導く必要があったのに新しいことを教えていただいたりほめていただいたりしました。人によって予想していなかったアクションをくれるのがとても看護で楽しいところだと感じました。
今後のキャリアややりたいこと(キャリアプラン)
看護師の他にも保健師の資格を取ることです。
受験生や看護師を目指す人にアドバイス
今している一生懸命な努力や忍耐は確実に成功に近づいています。焦らずに自信をもって努力してください!
受験時はみんなが賢く見えてしまうと思うけど、いつも通り落ち着いて解けば本当に大丈夫だし合格できるから、最後まであきらめないで焦らないで頑張ってください!!
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