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先輩看護師に聞く!これまでの勉強法と仕事内容やキャリア #13(保健師)

インタビュー

2024年01月19日

看護医療系専門進学塾 桜芽会では、将来看護師を目指すみなさんに向けて先輩看護師さんのインタビューを掲載していきます!

受験生時代の勉強の話から、進路選択、現在の仕事内容、キャリアプランなどについて伺いました。

将来看護師を目指したい人はもちろん、将来やりたいことがまだ決まってないという人も、ぜひ将来設計の参考にしてみてください。

先輩情報

氏名:Aさん(匿名)

年齢:20代

性別:女性

職業:保健師

経歴

某国立大学を卒業後、看護師免許を取得し、その後私立の大学院に2年間通って保健師の資格を取りました。

実は高校生の時は別の国立大学を目指していたのですが、共通テスト(当時センター試験)の点数が足りず、別の国立大学を受験したという経緯があります。

現在、保健師の資格は看護師免許を取得した後、一部の人しか取れません。大学の選抜で取れる場合もありますが、倍率が高く、私は大学院に進んで取得しました。

現在の仕事の具体的内容

現在は某地方公務員で、保健師として働いています。

看護師の働き方というと病院で働いているイメージが強いかもしれませんが、保健師は担当の地域を持って、その地域の人たちにどのように健康を提供していくか、と言うことを仕事にしています。

どちらかというと予防医学的な側面が強いかもしれません。

病気にならないように生活習慣をどう改善するか、などの提言などをしています。

その他にも、子供の虐待に繋がらないように、親御さんのケア、メンタル面のフォロー、子育て相談、またお子さんの発達や病気のフォローも行っています。

薬などに頼るわけではなく、制度やサービスに頼ることで負担を減らす、などのアドバイスも行うこともあります。

今まさに病院で治療を受けている人だけではなく、健康な人、病院に行けない人、通院後の人など、通院している時点以外の全てのタイムラインで人と関わるのが病院で働く看護師さんとの大きな違いですね。

余談ですが、保健師さんはさまざまなところで働いています。

私は行政保健師として地域で働いていますが、会社で働く人の健康支援を行う産業保健師、こどもや学校職員の健康支援を行う学校保健師という職業もあります。

保健師を目指している方はぜひこちらも調べてみてください。

1日のスケジュール

【仕事】

行政保健師は公務員なので、基本的にカレンダー通りの休みが多いです。

勤務時間は8時半から17時15分まで。残業もたまにありますが、基本は定時で帰ることができます。

なので、アフターファイブが充実している人が多いですね。笑

また、公務員なので産休や育休も充実しているのは非常にありがたいです。

【休日】

最近はやっと休日は友達と遊んだり、買い物に行くことができるようになってきました。

当たり前ですが、コロナの頃は仕事も大変でしたし、外出の自粛も徹底しなければなりませんでした。

保健師は医療職以外にも多様な分野の方と関わりながら仕事をしていきます。また、医療(知識)のみならず、人の生活に関する幅広い知識が必要になります

様々な視点が必要なので、休日はセミナーに参加したり、専門分野について勉強する人はしていますが、していない人はしていませんね。

あと、自炊は結構みんなしてるイメージです。

夜勤とかもないですし、平日も定時で上がれることが多いので、生活リズムは整いやすいです。

キャリアについて

私は病院に勤めているわけではないので少し特殊ですが、公務員としてのキャリアアップがあります。

公務員なので、年数によって昇給試験を受け、合格すると役職が上がっていく形です。

また、キャリアというよりも人材育成の観点で「自己啓発休暇」という制度があります。

例えば大学院に行って学びたい、海外で学びたいという場合、どうしても長期間のスパンになりがちです。

そんな時は仕事を一旦辞めてからチャレンジすることが多いのかもしれませんが、自己啓発休暇を使えば、籍を置いたまま2年間様々なことにチャレンジすることができます。

※自治体によりますが給与は発生しません。

私はこの制度を利用してJICAの青年海外協力隊に参加する予定です。

看護師を目指したきっかけ

高校生の頃は国際協力関係に興味がありました。

看護師/保健師の道を目指すようになったのは、高校の研修旅行でマーシャル諸島に行ったことがきっかけです。

当時マーシャル諸島には糖尿病患者の増加が問題になっていたのですが、国際協力関係に興味があった私は、なんとかしてこの問題を予防できないかと思ったのです。

その時は保健師という存在をまだ知らなかったので、まずは看護師を目指すことにしました。

その後、看護大学に行き健師という仕事があると知って保健師を目指しました。

仕事で大変なこと

今の仕事で大変なことは、自分が今まで生きてきた中で関わってこなかったような人と長く関わることです。

病院に来る人もいろんな人がいますが、保健師として地域と関わっていると本当にいろんな人に接します。

生活が立ち行かない人や、頑なに病院に行きたがらない人もいます。

学生までは価値観が同じような人の中で生きてきたので、価値観が全く違う人に寄り添い、長く支援していくのは非常に難しいと感じています。

仕事のやりがい

仕事で大変なこととして、様々な価値観の人たちと長く付き合っていくことと述べましたが、これは仕事のやりがいでもあります。

価値観が自分と違う人とコミュニケーションを取るためには、話を聞く、寄り添う、関係性を作ることが大事です。

長い時間と労力が必要ですが、その結果関係性が構築されて次の支援に結びついた時はやりがいを感じます。

病院だと退院したら患者さんとの関係が終わってしまうことがほとんどですが、行政の保健師はその人がその担当地域から引っ越したり亡くなったりするまで関わり続けることになります。

個人の人と関わる濃度が濃い、ずっと関わるというところは非常に大変ですが、他にはないやりがいです。

また、実際のケアは1対1ですが、それを広げて地域の施策に結びつけたり、コミュニティを作ったり、多くの人へ波及できることもこの仕事のやりがいですね。

これまでの受験/通塾歴

私は中学受験をして中高一貫校に進学して大学受験をしました。

高校受験はなかったので、私が塾に通っていたのは小4から小6の間と、中3から高3までの期間でした。

中高一貫校だったので、進度は公立校に比べて早く、なんとなく中3くらいから大学受験を意識した勉強をしていました。

本格的に受験勉強を始めたのは高校2年生の頃からですね。

学校以外の勉強時間に関してはあまり覚えていないのですが、受験勉強を始める前は割とテスト直前でガッツリ勉強するタイプでした。

ただ、塾の授業や授業がない時でも自習の時間を確保してコンスタントに勉強はしていましたので、それなりに勉強していた方だと思います。

受験生になってからは朝から晩までずっと塾にこもって勉強していました。

勉強法(高校)

勉強法とは言えないかもしれませんが、一人でゴリゴリ勉強できないタイプだったので、友達と勉強していました。

昼ごはん食べに行ってそのまま勉強したり、授業のない日も友達と日程を合わせて塾の自習室に行って勉強していました。

問題集や参考書については、塾で配布されるものをずっと使っていたので、一般の問題集や参考書は使っていませんでした。

過去問に関してはもちろん解いていましたが、センター試験(共通テスト)の過去問を20年分くらい解いたのが記憶に残っています。

あとは、モチベーションを維持する意味も合って模試は頻繁に受けていました(判定は忘れましたが笑)

友達と模試の結果を競ったりしてて、それがモチベーションになっていたと思います。

ストレス発散法も勉強以外の時間を友達と一緒に遊ぶことだったので、同じ目標に向かって切磋琢磨できる人の存在は受験において大きいと思います。

どの大学がおすすめ?

私が第一希望の学校を選んだ理由は実家から近くて、住んでる地域の中で一番栄えてるところに行きたかったからです。また、その大学では私の興味がある国際保健に関する授業も開講しているようでした。

あと、私は国語が苦手だったので小論文がないことも志望した理由ですね。

国立なので、センター試験(共通テスト)は全科目(5教科7科目)を受験する必要がありましたが、二次試験は英語、数学だったので、自分の得意不得意科目を考慮して大学を選ぶことも大切だと思います。

結局センター試験の点数が足りずに他の国立受けましたが、その理由も第一志望の大学と科目が同じで二次試験が数学と英語だけで受験できたからです。

各大学の国家試験の合格率を気にする人もいるかもしれませんが、個人的には国家試験の合格率とかは全く見ていませんでしたし、見なくてもいいと思います。

ただし、大学ごとで国家試験の対策をしてる、してないはあると思うので、合格率というよりは授業内容を見て選んだ方が良いかもしれません。

国公立を選んだのは単に学費が安いからです。

医学部、歯学部ほどではないですが、普通の学部よりは私立の看護学部は学費が高いので、学費の観点は結構大事だと思います。

なぜ大学進学を選んだのか?

専門学校だと保健師や、他の資格を取ろうと思った時に大学に入り直さないといけません。私は自分のキャリアを広げるために大学に進学することにしました。

あと、大学だと文学部や経済学部、理学部などいろんな専門分野の人と関われることも大学を選んだ理由です。

社会人になったときに医療系の人とは仕事で関わると思ったので、大学に進学していろんな人と関わることで見聞を広めようと思ったからです。

学生生活(大学までと大学以降)

大学時代はガッツリ部活に入っていました。

これは他の大学生も同じだと思いますが、テストの期間はすごく頑張って勉強していましたね。

看護学科ならではで言うと、実習は朝が早いですし、夕方帰ってきて次の日の準備などもあったので結構大変でした。

また、看護師になるためには国家試験がありますが、2月の国家試験の勉強は年末くらいから本気で頑張った感じです。

それまでは全く勉強していないと言うことはなかったのですが、10月とか11月の模試に向けて勉強したりしなかったり・・・という感じでした。

私の場合は国家試験の後に大学院の試験もあったので、その勉強も同時並行でしていました。

就活/インターン事情

当時、大学を卒業して就職するか大学院に進学するか迷っていましたが、病院関係のインターンは行きました。ただ、大学院で保健師を取った時はインターンには行っていません。

というのも、行政保健師のインターンは実施しているところとしていないところがあって、インターンを実施している自治体が遠いのがネックでした。

行政保健師の就職活動の時期は固定で日付が決まっています(5月から8月にかけて)。

特別区や大都市、地方という枠組みで日付が固定されているので、日程がかぶっていない自治体を併願する形で、数多く受けるというものではないです。

また、行政保健師は公務員なので公務員試験の勉強もしなければなりません。私はだいたい半年くらいこの公務員試験の勉強時間をとりました。

看護師を目指す受験生/中高生にアドバイス

看護師/保健師は大変なこともありますが、とてもやりがいがある仕事です。

対象の方のみならず、地域にも視野を広げて、その地域に住む人たちの健康を支えていけるのは、保健師の強みだと思っています。

また、病気になったりその人が困ってからケアするのではなく、そうなる前の予防的なケアができることはとても大切なことです。

保健師のほかにも、看護師の資格を持ちながらOLとして働いている人もいますし様々なキャリアがあります。

みなさんはどんな看護師になりたいですか?

受験勉強は辛いこともあるかと思いますが、その後楽しい学生生活が待っています。

看護実習や実際に看護師として働いてからも辛いことはあるかもしれませんが、受験勉強を乗り越えた経験がきっと将来役に立ちます!

いつかどこかで皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています!

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