参考書
2024年08月09日
看護医療系専門進学塾の桜芽会です。桜芽会のTAが、看護学部、家政学部、医療衛生分野向けの参考書をレビューするシリーズです。
英語の文法学習は、受験勉強において非常に重要な要素です。文法をしっかりと理解し、使いこなすことができれば、英語の成績向上はもちろん、長文読解や英作文でも大きな力を発揮することができます。
しかし、学校の授業だけでは文法の全てをカバーしきれないことが多く、特に忙しい高校生活の中で効果的に学習する方法を見つけることは難しいものです。
そこで、「土曜日に差がつく英文法」は、週末の短時間で効率的に文法を学習することを目的とした参考書として、多くの受験生に支持されています。
限られた時間を有効に使いながら、基礎から応用までの文法知識をしっかりと身につけることができるこの一冊は、特に看護学部や家政学部を目指す学生にとって強力な味方となるでしょう。
本書の構成や使い方を詳しく見ていきながら、その魅力を紹介いたします。
著者、出版社、定価
著者: 白石よしえ
出版社: 河合出版
定価: 880円(税込)
レベル
この参考書は、偏差値50〜65の大学を志望する受験生に最適です。特に、基礎から応用までの文法を網羅したいと考える人に向いています。
どんな人におすすめか
- 高校1年生から3年生までの全ての学年の生徒
- 看護学部、家政学部、その他医療衛生分野を目指す学生
- 英文法に不安があるが、体系的に復習したい人
- 時間をかけずにサラッと英文法全体を確認したい人
メリット
- 短時間学習: 1回の学習が1時間程度で完了するように設計されているため、週末の隙間時間を有効に活用できます。
- 効率的な内容: 基礎から応用まで、必要な文法項目を網羅しており、短期間での学習が可能です。
- 分かりやすい解説: 解説が簡潔で分かりやすく、理解しやすいです。
- 豊富な練習問題: 練習問題が豊富に収録されており、実践的な力を養うことができます。
デメリット
- 基礎知識の前提: 基礎的な知識が不足していると、解説が簡潔すぎて理解が難しいことがあります。
- ボリューム: 他の総合的な文法書と比較すると、収録されている項目が少ないため、深い理解が必要な場合には補助的な参考書が必要です。
内容とその特徴
「土曜日に差がつく英文法」は、シリーズものの問題集ですが、桜芽会では特に「土曜日に差がつく英文法 1 英文法筋力エクササイズ 1」と「土曜日に差がつく英文法 2 英文法筋力エクササイズ 2」(赤と緑)を推奨しています。
週末の短時間で効率的に学習できるよう設計されています。各章ごとに文法項目が分かれており、それぞれに解説と練習問題が配置されています。特に、以下の特徴があります。
章立て例
- 基礎文法: 時制、助動詞、受動態など
- 中級文法: 関係詞、仮定法、不定詞、動名詞など
- 応用文法: 複雑な構文、難解な表現など
各章は、基本的な説明から始まり、具体例と練習問題が続きます。解説には図や表も多く使用されており、視覚的に理解を深めることができます。
各章の終わりには、総合問題が設けられており、章全体の理解度を確認することができます。また、章ごとに学習の進捗をチェックするための自己評価シートもあり、自分の理解度を客観的に把握することができます。
使い方
学習スケジュールの例
高校1年生:
- 土曜日に1時間程度の学習を推奨します。
- 基礎文法の章を中心に進めます。
高校2年生:
- 土曜日に1時間半程度の学習を推奨します。
- 基礎文法の復習と中級文法の章を進めます。
高校3年生:
- 土曜日に2時間程度の学習を推奨します。
- 中級文法の復習と応用文法の章を進めます。
具体的な使用方法
- 章ごとに学習: 各章を順に進め、理解度に応じて次の章に進みます。
- 問題演習: 各文法項目ごとに設けられた練習問題を解きます。
- 解説を活用: 解説を読んで理解を深め、間違えた問題はノートにまとめます。
- 反復練習: 同じ問題を繰り返し解き、確実に理解します。
例として、現在完了形の章を学習する場合、まずは解説を読んで基礎を理解し、次に基本問題を解きます。解答後、解説を読んで間違いを確認し、必要に応じて関連する文法書を参照します。特に難しいと感じた問題は、ノートに書き出して繰り返し復習すると効果的です。
使用時期
高校1年生:
- 基礎文法の学習を中心に行い、基礎力を固めます。
- 例えば、1学期に時制と助動詞、2学期に受動態と比較など、学期ごとに章を分けて学習します。
高校2年生:
- 基礎文法の復習と中級文法の学習を並行して行います。
- 夏休みには中級文法を集中的に学習し、2学期以降は学校の授業内容に合わせて進めます。
高校3年生:
- 中級文法の復習と応用文法の学習を行い、入試対策を徹底します。
- 例えば、1学期に中級文法の復習、夏休みに応用文法、2学期以降は模試や過去問対策を行います。
分量・習得時間
- 習得には3ヶ月から6ヶ月の学習期間を見込みます。
- 毎週土曜日に1〜2時間の学習で、3ヶ月で基礎と中級文法をマスターすることが可能です。
つまずいたら戻るといい参考書
「総合英語able New Edition」
- 著者: 赤野一郎
- 出版社: 第一学習社
- 使い方: 基礎文法の理解が不十分な場合は、「総合英語able New Edition」を使用しながら進めましょう。各章を読んで理解し、練習問題を解くことで理解を深めます。
例えば、関係詞の理解が不十分な場合、「総合英語able New Edition」の該当章を参照し、基本的な文法説明と例文を確認します。その後、練習問題を解いて実践的な理解を深めます。
「総合英語able New Edition」は、基礎から応用までの文法項目が網羅されており、文法用語や基本的な概念をしっかりと理解するための良いサポートとなります。また、豊富な例文や図表を用いて説明しているため、視覚的に理解しやすくなっています。
クリアしたら進むといい参考書
「大学入試 アップグレード UPGRADE 英文法・語法問題」
- 著者: 霜 康司 , 刀袮 雅彦 , 麻生 裕美子
- 出版社: 数研出版
- 使い方: 「土曜日に差がつく英文法」をマスターしたら、「大学入試 アップグレード UPGRADE 英文法・語法問題」に進みます。高難度の問題に挑戦し、実力を試します。
例えば、仮定法の章を終えた後、「大学入試 アップグレード UPGRADE 英文法・語法問題」の仮定法の問題に挑戦します。解答後、解説を読んで理解を深め、難しい問題に対するアプローチ方法を学びます。
「大学入試 アップグレード UPGRADE 英文法・語法問題」は、難関大学を目指す受験生向けの高度な問題を多く含んでおり、実践的な文法力を鍛えるために非常に有効です。各章ごとに異なる難易度の問題があり、自分の実力に合わせて挑戦することができます。
コメント・まとめ
「土曜日に差がつく英文法」は、基礎から応用までを網羅した優れた参考書です。文法の体系的な学習を重視し、丁寧な解説と豊富な練習問題が特徴です。
高校1年生から3年生まで幅広く使用でき、特に看護学部や家政学部を目指す学生には強力な味方となるでしょう。習得には時間がかかるかもしれませんが、着実に力を付けることができます。
実際にこの参考書を使用していた生徒の声として、「この参考書のおかげで文法の基礎から応用までしっかりと理解でき、入試でも自信を持って英文法の問題に取り組むことができました」というものがあります。また、他の参考書と比べて解説が非常に丁寧で、独学でも無理なく進められる点が高く評価されています。
また、週末を利用して効率的に学習できる点が非常に便利です。特に忙しい高校生活の中で、平日に時間を取ることが難しい場合でも、週末の1〜2時間を使って効果的に学習することができます。このように、週末を有効に活用することで、着実に文法力を向上させることができるでしょう。
このレビューを通じて、読者が「土曜日に差がつく英文法」を効果的に活用し、志望校合格に向けてしっかりと準備できることを願っています。具体的な学習例や活用法を参考に、効率的な学習を進めてください。
また、学習の進捗を定期的に見直し、自分の理解度をチェックすることも重要です。理解が不十分な箇所は他の参考書や教師の助けを借りて補強し、着実にステップアップしていくことが合格への近道です。
さらに、学習を継続するためのモチベーション維持も大切です。週末の学習が習慣化すれば、自然と学習ペースが整い、無理なく続けられるでしょう。小さな達成感を積み重ねることで、自信を持って入試に臨むことができます。
受験勉強は長期戦です。「土曜日に差がつく英文法」を活用して、計画的に学習を進め、確実に力を付けていきましょう。自分に合った学習方法を見つけ、効率的に取り組むことで、合格への道を切り開いてください。
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