アクセス

随時受付中

無料体験・相談

お申し込みはこちら

アクセス

03-3868-3933

営業時間
15:00~22:00(平日)
13:00~22:00(土曜)
定休日
日曜

特定看護師とは? 看護師との違いや資格の取り方

コラム

2024年08月20日

看護医療系専門進学塾の桜芽会です。

看護師を目指している皆さんは、「特定看護師」という言葉を聞いたことがありますか?特定看護師は、日本の医療現場で注目されている資格の一つで、通常の看護師よりも専門的な役割を担います。

高齢化が進む日本では、医療現場の負担が増加しており、その中で特定看護師の存在が非常に重要視されています。

特定看護師という資格は、看護師としてのキャリアをさらに発展させ、より高度な医療行為を行うことができるものです。

しかし、その具体的な仕事内容や看護師との違い、資格取得の方法については、まだ十分に知られていない部分も多いでしょう。本記事では、看護師志望者に向けて、特定看護師の詳細について分かりやすく解説します。

特定看護師とは

特定看護師は、看護師の資格を持つ者がさらに専門的な教育と訓練を受け、特定の医療行為を行うことができる資格です。2015年に施行された「特定行為に係る看護師の研修制度」に基づいて創設されました。この制度は、医師不足の現場や医療行為の迅速化を目的としており、特定看護師は一部の医療行為を医師の指示なしに行うことができます。

特定看護師は、医療現場での看護師の役割を拡大し、患者ケアの質を向上させることを目的としています。資格を取得することで、看護師は高度な技術と知識を駆使して、患者の治療やケアに直接的に貢献できるようになります。

特定看護師と看護師の違い

特定看護師と通常の看護師の違いは、主に業務範囲と責任の違いにあります。通常の看護師は医師の指示のもとで医療行為を行いますが、特定看護師はあらかじめ設定されている包括的指示のもと、医師の判断を待たずに一部の医療行為を実施することができます。

例えば、救急外来での場面を考えてみましょう。通常の看護師は、医師の指示がなければ、患者への薬剤投与や処置を行うことができません。しかし、特定看護師は、緊急時に必要な医療行為を自らの判断で行い、患者の状態を安定させるために、投薬調整などの行為を行うことが可能です。

※特定行為の詳細はこちら

さらに、特定看護師は特定の専門分野において高度な知識と技術を持っているため、より専門的な医療チームの一員として活躍することが期待されます。

特定看護師になるためには

特定看護師になるためには、いくつかのステップがあります。まずは看護師の資格を取得し、その後、特定の教育プログラムを修了する必要があります。

  1. 看護師資格の取得
    まずは看護学校を卒業し、看護師国家試験に合格することが必須です。

  1. 臨床経験
    特定看護師の資格を取得するためには、一定の臨床経験が求められます。通常、5年以上の実務経験が必要とされており、この間に専門的なスキルを身につけます。

  1. 特定看護師の教育プログラムの修了
    厚生労働省が認定する特定看護師教育プログラムに参加し、専門的な知識と技術を学びます。このプログラムでは、医療倫理、法的責任、薬理学、さらにシミュレーションを用いた実技訓練など、幅広い内容が含まれます。通常、1年以上の期間が必要です。

  1. 認定試験の合格
    プログラム修了後、認定試験に合格することで、特定看護師としての資格が認められます。資格取得後も、定期的な研修が求められるため、常に最新の医療知識を保持し続けることが必要です。

特定看護師のキャリア

特定看護師としてのキャリアは、非常に多岐にわたります。特定の専門分野において、高度なスキルを活かして活躍できる場が多くあります。以下では一部の例を紹介します。

  1. 急性期病院
    ICU(集中治療室)や救急外来など、急性期の患者が集まる医療現場で活躍します。これらの現場では、迅速な判断と行動が求められ、特定看護師のスキルが非常に重宝されます。

  1. 在宅医療
    在宅医療の現場でも、特定看護師のスキルが求められています。訪問看護師として患者の自宅で高度なケアを提供し、患者や家族の負担を軽減することができます。

  1. 教育・研究分野
    特定看護師としての経験を生かし、看護教育機関で後進の指導を行ったり、医療研究に携わることも可能です。教育分野では、特定看護師の教育プログラムを担当することもあります。

  1. 管理職
    医療チーム内でのリーダーシップを発揮し、管理職としてのキャリアを築くことも可能です。特定看護師としての経験は、医療現場のマネジメントにも大いに役立ちます。

特定看護師のメリット

特定看護師として働くことには、以下のようなメリットがあります。

  1. スキルの向上
    特定看護師は高度な技術を学び、それを実際の現場で活用することができます。これにより、自己成長を感じることができるでしょう。

  1. キャリアアップの機会
    特定看護師の資格を持つことで、医療現場でのキャリアアップが可能です。管理職への道や、専門家としての立場が広がります。

  1. 患者ケアの質の向上
    特定看護師として働くことで、より専門的で質の高い専門的で質の高いケアを提供できるため、患者からの信頼も高まります。特定看護師は、患者との信頼関係を構築し、患者の満足度を向上させる役割も果たします。これにより、患者ケアの質が向上し、医療現場全体のパフォーマンスも向上することが期待されます。

  1. 社会的評価の向上
    特定看護師という資格を持つことは、医療業界内での評価が高まり、他の医療スタッフや患者からの信頼を得やすくなります。また、特定看護師としての活動が広まることで、社会全体における看護師の地位向上にも寄与するでしょう。

特定看護師の資格が取れる大学・教育機関

特定看護師の資格を取得するためには、認定された教育機関での研修が必要です。日本国内には、特定看護師の教育プログラムを提供している大学や専門機関がいくつか存在します。

現在、日本国内で特定看護師の資格が取得できる教育機関(指定研修機関)は全国に約100機関あります。これらの機関は、厚生労働省によって指定されており、全国の都道府県にわたって設置されています

具体的には、大学や専門機関、病院内の研修プログラムなどで特定看護師の研修を受けることが可能です。代表的な教育機関としては、東京大学や大阪大学、国際医療福祉大学、日本赤十字看護大学などが挙げられます。各機関で提供されるプログラムの内容や期間、費用は異なりますので、詳細は各機関のホームページや厚生労働省の指定研修機関一覧で確認すると良いでしょう。

各大学や教育機関のプログラムにはそれぞれ特徴があるため、自分のキャリア目標に合ったプログラムを選ぶことが大切です。また、学費や入学条件についても事前に確認しておくとよいでしょう。

特定看護師の需要と将来性

特定看護師の需要は、今後ますます増加していくと予測されています。高齢化が進む日本では、医療サービスの需要が増加し、それに伴って看護師の役割も拡大しています。その中で、特定看護師は医師の負担を軽減し、迅速かつ的確な医療行為を行うことで、医療現場全体の効率化に貢献できる存在として期待されています。

さらに、特定看護師の活躍の場は日本国内に限らず、海外でも広がりを見せています。特に、アジア地域では日本の医療技術に対する信頼が高く、特定看護師の資格を持つ人材が求められる場面が増えています。

将来的には、特定看護師が医療チームの中心的な役割を果たすことがますます期待され、キャリアの選択肢も多様化していくでしょう。

特定看護師資格取得の費用と支援制度

特定看護師の資格を取得するためには、教育プログラムの受講費用や関連する教材費が必要となります。一般的には、数十万円から100万円程度の費用がかかることが多いです。また、研修期間中は仕事を休んで集中する必要があるため、収入の減少も考慮する必要があります。

しかし、特定看護師を目指す看護師をサポートするための奨学金制度や、職場での学費補助制度も存在します。例えば、病院が研修費用を一部負担してくれる場合や、特定看護師としての資格取得後に一定期間勤務することを条件に、全額補助されるケースもあります。

まとめ

特定看護師は、看護師としてのキャリアをさらに発展させ、高度な医療行為を行うことができる重要な資格です。この資格を取得することで、より専門的な役割を果たし、医療チームにおける自分の価値を高めることができます。看護師を目指す皆さんにとって、特定看護師という道は、患者ケアの向上と自己成長を同時に実現できる魅力的な選択肢です。

資格取得には時間と労力が必要ですが、その先に広がるキャリアの可能性は非常に大きいものです。ぜひ、特定看護師の資格取得に向けて、自分の将来を見据えた行動を始めてみてください。

さて、特定看護師を目指す前のハードルはもちろん大学受験です!看護師を目指している人はぜひ桜芽会にお問い合わせください!

看護医療系専門進学塾桜芽会へのお問い合わせ

入塾やご質問事項に関しては、「お問い合わせ」または「LINE無料相談」からお気軽にご連絡ください。

面談はリモートでも受け付けております。

ブログ一覧

無料LINE相談

随時受付中

無料
体験・相談

お申し込みはこちら