入試分析/解答速報
2026年02月01日

看護医療系専門進学塾 桜芽会の看護医療系大学入試解答速報
桜芽会では、各大学の看護系学部について、入試問題の解答解説を載せていきます。
今回は、2026年度 東京医科大学 看護学科 一般選抜A方式(2月1日実施) 生物の解答解説を載せます。
東京医科大学 看護学科を志望している生徒は是非参考にしてください!
※2026年入試のその他大学や科目の解答速報まとめは「【2026年看護医療系学部】 解答速報まとめ|看護医療系専門進学塾 桜芽会」をご参照ください。
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2026年東京医科大学 看護学科 一般選抜A方式 生物 講評
本試験は、生物基礎の標準事項を幅広く確認する構成。前半は遺伝情報(DNAの構造、転写・翻訳、細胞分化)を中心に、用語の定義と因果関係を正確に押さえているかが問われる。
続く体内環境の分野では、自律神経と内分泌の役割分担、血糖調節の流れ、負のフィードバックといった「調節の筋道」を文章から再現できるかが得点の分かれ目。
特に体温調節(問題14)のように、見慣れた語句が並んでいても、文の主語と結論(どこへの血流を増やすのか、なぜその反応が起こるのか)を丁寧に読む必要がある。
代謝(ATP、呼吸、光合成、酵素)では、ATPが“使い捨て”ではなく、細胞内で合成と分解を繰り返しながら回転している点、呼吸と光合成の物質収支(二酸化炭素・水・酸素・有機物の関係)を整理しておくと安定するだろう。
後半の生態系・バイオームでは、日本の気候の特徴(乾季の有無)や、各バイオームの植生のイメージ(ツンドラでもコケ類や地衣類は生育する)を知識として持ち、文章中の断定表現に惑わされないことが重要。
最後の暖かさの指数の計算は、定義(5℃以上の月について『月平均気温−5』を合計)を正確に適用できるかの確認で、落ち着いて処理すれば確実に得点できる。
2026年東京医科大学 看護学科 一般選抜A方式 生物 解答
第1問(問題1〜9)
・ 問題1:②
・ 問題2:④
・ 問題3:⑤
・ 問題4:⑨
・ 問題5:③
・ 問題6:③
・ 問題7:⑤
・ 問題8:④
・ 問題9:③
第2問(問題10〜17)
・ 問題10:①
・ 問題11:②
・ 問題12:②
・ 問題13:②
・ 問題14:③
・ 問題15:③
・ 問題16:⑥
・ 問題17:④
第3問(問題18〜25)
・ 問題18:⑥
・ 問題19:⑤
・ 問題20:④
・ 問題21:②
・ 問題22:③
・ 問題23:③
・ 問題24:③
・ 問題25:①
第4問(問題26〜35)
・ 問題26:③
・ 問題27:⑤
・ 問題28:③
・ 問題29:⑥
・ 問題30:②
・ 問題31:⑦
・ 問題32〜34:82.4(32=8, 33=2, 34=4)
・ 問題35:③
2026年東京医科大学 看護学科 一般選抜A方式 生物 解説
第1問(問題1〜9)
問題1:②
分化により、同じ遺伝情報をもつ細胞でも発現する遺伝子が変わり、形態や機能が特化する。よって最も適切なのは分化を表す②。
問題2:④
DNA二重らせんの2本鎖は、相補的塩基対(A-T、G-C)の間の水素結合で結び付いている。ほどける際に切れるのはこの塩基間の結合なので、塩基を示す④が正しい。
問題3:⑤
DNAの塩基配列情報を鋳型にしてmRNAが合成される過程は転写。タンパク質合成そのもの(翻訳)と混同しないようにする。よって⑤。
問題4:⑨
mRNA上のコドン情報に従ってアミノ酸がつながり、ポリペプチドができる過程は翻訳。転写(mRNA合成)とは場所も関与分子も異なるため区別する。よって⑨。
問題5:③
免疫グロブリン(抗体)を産生するのは主にB細胞が分化した形質細胞。T細胞は抗体遺伝子を発現して抗体を作る細胞ではないため、その記述が誤りとなり③が正答。
問題6:③
DNAのヌクレオチドはリン酸・糖(デオキシリボース)・塩基から成り、糖を介してリン酸と塩基が結合する。リン酸と塩基が直接結合するわけではないので、その点を突く③が適切。
問題7:⑤
DNA二重らせん構造の解明に関わったのはワトソン、クリック、フランクリン、ウィルキンスなど。一方チェイスはハーシーとともにファージ実験でDNAが遺伝物質であることを示した研究者で、二重らせんの解明とは別。よって⑤。
問題8:④
鋳型DNAがAGGCTCATGCなら、相補的にmRNAはUCCGAGUACGとなる(A-U、T-A、G-C、C-G)。転写ではRNAなのでTではなくUになる点に注意。よって④。
問題9:③
遺伝子数を染色体数で割ると平均値を見積もることができる。20000÷46≈434なので、選択肢では最も近い450を選び③。平均であり、実際には染色体ごとに遺伝子数は偏る。
第2問(問題10〜17)
問題10:①
交感神経は脊髄から出て心拍数を増加させるなど活動時に働く。副交感神経の末端からはアセチルコリンが放出される。これらの基本整理から①が適切。
問題11:②
血糖調節で中心となる内分泌器官はすい臓(ランゲルハンス島)。また自律神経支配も受けるため、両面から調節される器官として②が正答。
問題12:②
血糖濃度が高いとき、インスリン分泌が増え、肝臓や筋でグリコーゲン合成が促進される。血糖を下げる方向に働く流れを選ぶので②。
問題13:②
塩濃度が上がると浸透圧が上がり、視床下部でバソプレシンが関与する調節が働く。また塩濃度が高い状況ではナトリウムイオンの再吸収は抑制されるので、鉱質コルチコイドの分泌は抑制される。アナフィラキシーはアレルギー反応であり無関係なので、正しいのは2つで②。
問題14:③
①体温上昇で発汗し、蒸発により放熱が進むので正しい。②は全身へ血液の供給をするために心臓の拍動が促進される。③体温低下では代謝を上げるためアドレナリンやチロキシンが増える方向で正しい。したがって正しいのは3つで③。
問題15:③
血液凝固はフィブリノゲンがフィブリンになって網目を作り、血球を絡めて血栓を形成することで止血する。この働きを表す選択肢が③。
問題16:⑥
ヨウ素不足でチロキシン合成が低下すると、負のフィードバックにより甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンや甲状腺刺激ホルモンが増加する。その刺激で甲状腺が肥大するため、記述として最も適切なのは⑥。
問題17:④
甲状腺刺激ホルモンを注射した後にチロキシンが大きく上昇したので、甲状腺そのものは甲状腺刺激ホルモンに反応してホルモンを分泌できる状態。原因は視床下部または下垂体側にあると考えるのが妥当で、④が適切。
第3問(問題18〜25)
問題18:⑥
同化は単純な物質から複雑な物質を合成する反応でエネルギーを吸収する。異化は分解反応でエネルギーを放出する。組合せから⑥。
問題19:⑤
光合成では二酸化炭素と水から有機物が合成され、酸素が放出される。したがって(オ)が二酸化炭素、(キ)が有機物となる組合せで⑤。
問題20:④
動物も体内でタンパク質やグリコーゲンなどを合成するため、同化は行う。『動物は同化できない』という断定が誤りで、該当する選択肢④が正答。
問題21:②
シアノバクテリアは光合成を行うが、真核生物の葉緑体はもっていない(光合成膜は細胞内膜として存在)。よって②が適切。
問題22:③
呼吸の主要な過程(クエン酸回路と電子伝達系)はミトコンドリアで行われる。細胞質基質でも解糖は行われるが、呼吸の中心として最も適切なのはミトコンドリアで③。
問題23:③
設問文より、細胞が1日に消費するATP量は細胞内に存在するATP量より桁違いに多く、ATPが繰り返し再合成されていると分かる。ADPとリン酸からATPを合成する反応が活発に行われるので③が正答。
①は1000倍以上ならば正解。
問題24:③
①基質特異性、②反応前後で酵素自体は変化しない、③細胞内酵素と分泌酵素がある、はいずれも正しい内容。よって正しい文の数は3つで③。
問題25:①
過酸化水素を分解する酵素はカタラーゼ。肝臓や血液、植物の組織などに広く存在し、過酸化水素の無毒化に働く。よって①。
第4問(問題26〜35)
問題26:③
日本は降水量が多く、明瞭な乾季がない地域が広いことが森林成立の大きな条件。冬の寒さや積雪の有無は地域差が大きく、月別降水量も一様ではない。したがって③が適切。
問題27:⑤
富士山のような高山の垂直分布では、標高により気候帯が分かれ、高山帯と亜高山帯の境界が森林限界。また丘陵帯には照葉樹林が成立する。これらの整合から⑤が正答。
問題28:③
落葉広葉樹林の代表はブナやミズナラなど。常緑針葉樹や照葉樹と混同しないよう、代表種と葉の特徴(落葉か常緑か、広葉か針葉か)で整理する。よって③。
問題29:⑥
ブナ・ミズナラはいずれも落葉広葉樹で、冷温帯の落葉広葉樹林に多い代表。したがって該当する組合せを選び⑥。
問題30:②
①ツンドラでもコケ類・地衣類・矮小低木などは短い夏に生育するため『植物が生育しない』は誤り。②砂漠は乾燥に強い植物や一年生草本が中心で正しい。③サバンナは草原に樹木が点在し正しい。よって正しいのは2つで②。
問題31:⑦
硬葉樹林は地中海沿岸のように夏に乾燥する地域に分布し、夏の雨が少ないため葉が小型で厚く、クチクラが発達する。よって空欄の組合せは⑦。
問題32〜34:82.4(32=8, 33=2, 34=4)
暖かさの指数は、月平均気温が5℃以上の月について(気温−5)を合計する。本データでは4〜11月が対象となり、(8.3−5)+(13.3−5)+(17.2−5)+(21.1−5)+(23.3−5)+(19.3−5)+(13.1−5)+(6.8−5)=82.4となる。したがって記入は82.4(8,2,4)。
問題35:③
平均気温が全体に+5℃上がると、暖かさの指数もその分増加し、冷温帯(45〜85)から暖温帯(85〜180)へ移行する。暖温帯の代表的植生は照葉樹林なので③が適切。
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