入試分析/解答速報
2026年02月03日

看護医療系専門進学塾 桜芽会の看護医療系大学入試解答速報
桜芽会では、各大学の看護系学部について、入試問題の解答解説を載せていきます。
今回は、文京学院大学 保健医療技術学部 看護学科 2026年度 一般選抜Ⅰ期(2月2日実施) 生物の解答解説を載せます。
文京学院大学保健医療技術学部看護学科を志望している生徒は是非参考にしてください!
※2026年入試のその他大学や科目の解答速報まとめは「【2026年看護医療系学部】 解答速報まとめ|看護医療系専門進学塾 桜芽会」をご参照ください。
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文京学院大学保健医療技術学部一般選抜Ⅰ期 生物 講評
全体として、典型題材(発生・光合成・神経・PCR・屈性)を用いながら、用語暗記だけでなく「図表+実験結果から因果を組み立てる力」を強く求める構成だった。
各大問とも、知識の有無よりも 条件設定の意図(何を一定にし、何を変数にしているか) と 増減の方向(濃度勾配・電位変化・成長差) を正確に読めるかで差がつく。
計算は重くない一方、紛らわしい概念(根と茎のオーキシン作用、活動電位の波形変化など)で取りこぼしやすく、基本原理を短い言葉で説明できるレベルまで整理しておきたい。
文京学院大学保健医療技術学部一般選抜Ⅰ期 生物 解答
Ⅰ
問1:ア⑧ イ① ウ② エ⑤ オ⑦ カ④
問2:④
問3:③
問4:②
Ⅱ
問1:⑤
問2:⑤
問3:①
問4:5キロルクス=①、40キロルクス=④もしくは③
Ⅲ
問1:(ア)⑧ (ウ)① (オ)④
問2:(イ)⑤ (エ)②
問3:①
問4:②
問5:③
Ⅳ
問1:②
問2:②
問3:①・④
問4:⑤
問5:③(600)
問6:④(22対)
Ⅴ
問1:②
問2:①
問3:a①/b④/c④
問4:②
問5:②
文京学院大学保健医療技術学部一般選抜Ⅰ期 生物 解説
Ⅰ
問1:ア⑧ イ① ウ② エ⑤ オ⑦ カ④
ショウジョウバエ初期胚の母性因子は典型的に前端:ビコイドmRNA、後端:ナノスmRNA が局在。それらから翻訳されたタンパク質の濃度勾配により、胚の分節に関わる遺伝子群の発現領域が決まる。
分節遺伝子は働く順が決まっていて、一般にギャップ → ペアルール → セグメントポラリティー の順で分節パターンを細かく確定していく。
問2:④
図1より、タンパク質Xは前方(前端)で高く、後方で低い濃度勾配。さらに本文で「(ア)mRNA(=ビコイド)の鋳型遺伝子xを欠損すると、頭部と胸部が形成されず腹部のみ」とある。
よってX(=ビコイド)が頭部(〜前方)を作る方向を与えている=頭部形成を促進。
問3:③
リード文:遺伝子y欠損だと 頭・胸はできるが腹部ができない → Yは腹部形成に必要そう。
実験1:y欠損に加えてrも欠損(ダブル欠損)させると、腹部が正常になった
→ 「腹部ができない原因」は Rが残ることだと考えられる
→ Rは腹部形成を「邪魔する側」
図2:RのmRNAはほぼ一様にあるのに、Rタンパク質は後方で低下。Yは後方で高い。
→ 後方では YがRの発現(翻訳など)を抑えていると読める。
さらに「後方にRを人為的に増やすと腹部ができない」
→ Rが腹部形成を阻害する。
問4:②
ホメオティック遺伝子(Hox)は「体の各部位のアイデンティティ」を決める遺伝子群。変異すると、本来Aになる場所がBとして発生する(置換)=ホメオティック変異の典型。
Ⅱ
問1:⑤
オオカナダモに光を当てると光合成が進み、水の分解でO₂が発生する。観察している気泡数は、基本的に光合成速度(O₂発生量)の指標。
問2:⑤
NaHCO₃は水中でCO₂供給源になり、光合成で消費されるCO₂が不足しにくくなる。
→ 今回は「光の強さの影響」を見たいので、CO₂条件をできるだけ一定にする。
問3:①
ランプは光だけでなく熱(特に赤外線)も出す。水槽B(ただの水)が熱を吸収するフィルターになり、水槽Aの温度変化を抑える。
問4 5キロルクスの場合:① 光の強さ 40キロルクスの場合:③(もしくは④)
表より、気泡数は5→10→20キロルクスで増えるが、30〜40で頭打ち(120)。
5キロルクスの場合,まだ光を強くすると速度が上がる領域なので、光が足りていない=光が制限要因。
40キロルクスの場合,光は十分、炭酸水素ナトリウムも0.1%なので十分と考えて、温度が限定要因。
ただし、光が40キロルクスのときの、0.1%の炭酸水素ナトリウムが難点である。
0.1% という表記は、通常 炭酸水素ナトリウム(NaHCO₃)の濃度を指し、二酸化炭素(CO₂)が0.1%存在するわけではない。
NaHCO₃ 1 mol から CO₂ 1 mol が生じるので、質量換算は分子量比で求められる。
(本問題では分子量も与えられていないため、ここまで考慮する必要はないと考えられる)
- NaHCO₃ の分子量:84
- CO₂ の分子量:44
したがって、
= 0.1 × (44 / 84)
= 0.052(g/100 mL)
よって、CO₂換算で最大でも約 0.052%となる。
実際の水中ではどうなるか
ただし、実際の水中では CO₂ はすべてCO₂の形で存在するのではなく、
CO₂(溶存) ⇄ H₂CO₃ ⇄ HCO₃⁻ ⇄ CO₃²⁻
の平衡をとる。そのため、pHが 中性〜弱アルカリ性 の条件では、炭素の多くは HCO₃⁻(炭酸水素イオン) の形になり、CO₂(そのもの)として存在する割合は小さくなる。
大気中の二酸化炭素濃度が0.04%と考えると,二酸化炭素も温度も十分にあるとか言えないので,④が解答とも考えられるが,本文の条件と出題者の意図としては③が正答であると考えられる。
Ⅲ
問1(ア)⑧ 静止電位(ウ)① 脱分極(オ)④ 再分極
K⁺が漏洩チャネルから外へ出て、内側が負・外側が正になって保たれている状態=静止電位。刺激でNa⁺が流入して膜電位が0 mV方向へ(正方向へ)動く相=脱分極。その後K⁺流出で膜電位が負方向へ戻る相=再分極(このあと行き過ぎる相が過分極)。
問2(イ)⑤ Na (エ)② K
立ち上がりは電位依存性Na⁺チャネルが開いてNa⁺流入。下がるのは電位依存性K⁺チャネルが開いてK⁺流出。
問3:①
外液K⁺を上げる
→ K⁺の濃度勾配が小さくなる → K⁺の外向き流出が減る
→ 細胞内があまり負にならない(-70 mVが-60 mVのように0に近づく)=膜電位は上昇。
問4:②
細胞内K⁺下げる。
→K⁺勾配が弱まり、静止電位が浅くなる(0に近づく)。細胞内Na⁺上昇でNa⁺勾配が弱まり、活動電位のピーク(上昇幅)が小さくなる。
→ 「開始電位が高め(浅い負)+ピークが低い」の形=②。
問5:③
K⁺チャネルを塞ぐと、K⁺流出が起きにくい → 再分極が遅れる
→ 下り坂がなだらかになり、活動電位の持続時間が延びる(過分極もしにくい)。
これに合うのが③(破線がゆっくり下がって長引く)。
Ⅳ
問1:②
PCRでは、プライマーの3’末端からヌクレオチドを付加して新生鎖を伸長させる酵素が必要 → DNAポリメラーゼ。
問2:② 95℃程度の高温でも変性・失活しない耐熱性
PCRは毎サイクル95℃で変性させるので、耐熱性が必須である。
問3:① ・ ④
上:5’-AGCAATCTCTCGATCTCG … CGATTCGATCCGCTCTTG-3’
下:3’-TCGTTAGAGAGCTAGAGC … GCTAAGCTAGGCGAGAAC-5’
プライマー:左端の上鎖と同じ並び(5’→3’)→ ①
プライマー:右端の上鎖の逆相補鎖(5’→3’) → ④
問4:⑤
長すぎず短すぎずで、特異性(狙った場所にだけ結合)が高い。
問5:③
第1サイクルの伸長産物が
700塩基(=右プライマーから左端まで)
900塩基(=左プライマーから右端まで)
なので、プライマー間の距離は 900 −(1000−700)=600(=両者の位置関係から600と分かる)。
問6:④
目的長の2本鎖DNA数は(1本の鋳型から開始)2n-2n
よって n=5 → 25 − 10 = 32 − 10 = 22
Ⅴ
問1:②
図1より,この濃度では
根:成長曲線が0より下(=抑制域)
茎:0より上(=促進域)
なので「茎は伸びるが根は伸びない」。
問2:①
図2は「中心部を取り除いた切片(B)」と「未処理(A)」で比較。
ある向きでは A>B(=中心部がないと運べない)→ 中心部を通る輸送
逆向きでは A≒B(=中心部がなくても運べる)→ 中心部より外側を通る輸送
したがって
茎頂部→根端(下向き輸送)は主に中心部、
根端→伸長部(折り返し輸送)は中心部より外側 が最も整合。
問3
(処置a(根冠を取り除く):①
→ 根冠からのオーキシン供給・偏りが作れず、屈曲せず。根ではオーキシンは伸長を抑える側なので、供給減で成長は促進寄り。
処置b(根冠の右半分を取り除く):④(左に屈曲)
→ 右側のオーキシン供給が減り、左側のオーキシンが相対的に多くなる
→ 根ではオーキシン多い側は伸長が抑えられ、反対側がより伸びる
→ 左が内側になって左へ曲がる。
処置c(右側に雲母片:右側への輸送を遮断):④(左に屈曲)
→ 右側にオーキシンが届きにくく、左側優位になり、bと同様に左へ屈曲。
問4:②
根冠で輸送の向きが切り替わり、伸長部へ届いたオーキシンは根の成長を抑制。
問5:②
根冠が重力を感知→重力側(下側)にオーキシンが偏る→根ではオーキシンが伸長を抑えるので、下側の相対成長量が減少→根は下向きに屈曲。
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