入試分析/解答速報
2026年02月09日

看護医療系専門進学塾 桜芽会の看護医療系大学入試解答速報
桜芽会では、各大学の看護系学部について、入試問題の解答解説を載せていきます。
今回は、2026年度 順天堂大学 医療看護学部 一般選抜B日程 2月5日実施(国語)の解答解説を載せます。
順天堂大学 医療看護学部を志望している生徒は是非参考にしてください!
※2026年入試のその他大学や科目の解答速報まとめは「【2026年看護医療系学部】 解答速報まとめ|看護医療系専門進学塾 桜芽会」をご参照ください。
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2026年順天堂大学 医療看護学部 一般選抜 B日程 国語 講評
第2問 概観
【問題文Ⅰ】細見博志『死から生を考える―新「死生学入門」金沢大学講義集』 からの出題。「よく死ぬことはよく生きること」を掲げ、多角的な学問から、死と生の意味を考え続けている。死ぬことを軽んじ、どう生きるかにばかり焦点のあたる現代について考察する部分。【問題文Ⅱ】加地伸行『儒教とは何か』からの出題。儒教的な死生観と、問題文Ⅰの円環的死生観との違いを理解するための引用である。問題文Ⅱの、考え方では、線形の不可逆的生を子孫へ受け継ぎながら同化しながら繋いでいる。
どちらも文章は読みやすい文体だが、テーマが「死」であったため読み難さを感じる受験生も多かったかもしれない。
第3問 概観
小泉八雲(ラフカディオ=ハーン、日本に帰化しているため日本名は小泉八雲)による随筆。『骨董』に収録された「草ひばり」からの出題。
小泉八雲は日本と日本文化を愛し、日本の数多くの文化や自然を作品にしたためている。筆者と草ひばりの関係、筆者が草ひばりに寄せる思い、共有される感覚を捉える、やや哲学よりの問題だった。
2026年順天堂大学 医療看護学部 一般選抜 B日程 国語 解答
第1問
問1(ア)①(イ)③(ウ)②(エ)④
問2(ア)④(イ)③(ウ)① 問3(ア)④(イ)⑤(ウ)⑤
第2問
問1② 問2③ 問3④ 問4① 問5① 問6③
第3問
問1⑤ 問2② 問3③ 問4① 問5⑤ 問6②
2026年順天堂大学 医療看護学部 一般選抜 B日程 国語 解説
第1問
問1 漢字の問題。解答は下記の通り。
ア根幹 ①幹事②肝心③官営④感傷⑤還元
イ魂胆 ①炭水化物②担任③胆力④濃淡⑤鍛錬
ウ償う ①巨匠②無償③渉外④高尚⑤賞状
エ粉砕 ①噴出②憤慨③紛糾④花粉⑤興奮
問2 慣用句・語彙の問題
アは、糊口をしのぐ、で「口に糊する」と同じ。日々の暮らしをどうにかしのぐこと。
イは、覇権を握る、で、支配者となること。
ウは、利用者の満足につなげることを考えれば、アクセシビリティ(利用しやすさ)が適当。
②は合意、③は主導権、④は外から中へ、という意味で、外国人観光客、⑤は普遍的
問3 漢字やことばの構成、意味、用法の問題。
アは④腐心(心を痛めて悩み続けるほど一生懸命に考えること)、他は「なまける」意味
イは⑤さもしい(みすぼらしい、いやしい)、他は、「疑わしい」意味
ウは⑤心算―配慮のペア。「つもり」と「心配り」は異なる意味。他は類似した意味
第2問
問1 傍線部Aの理由を問う問題。解答は②
冒頭に傍線部があるので、飛びついてすぐ選択肢を見ると失敗する。本問の選択肢の言葉は、2ページ目の傍線部C付近にあるので、かなり先だった。現代、ある段落を追いかけ、生⋗死の考え方が当たり前の中で「死」をただの終結点にしていることを捉える。
①伝統的な~無関係×、③他者と共有×、④個人の判~否定的×、⑤自らの存在~ので×
問2 傍線部Bの内容を問う問題。解答は③
「伝説」は通常の生の価値を確かめるために、日常とはかけ離れたできごとを語り継ぐ。もしそれが事実であっても脚色し、記憶に残りやすくしている、という部分を捉える。
①これまで~促す×、②実際には~語り継ぐこと×、起こった事である、④道を踏み外した×、非道だけではない、⑤忘れ去られた特別なできごと×
問3 傍線部C「伝統的社会」の「人生観」を筆者がどう考えているか問う問題。
解答は④
1ページ目に「伝統的社会」について説明されている部分がある。伝統的社会では、生死はそれに意味を問うものではなく、自然なことである。また、個人生は円環のかたちをしていると考え、生と死は繋がっているが、生まれ変わり信仰を伴うものではないこともあるとしている。
①めげずに~ある。×、②誤った~よい。×、③歩みだすことができるので×、⑤たとえ~ある。×
問4 傍線部Dについての内容を問う問題。解答は①
人の誕生と死に関わることは、ともに不浄性をおびている。またそのためにさまざまな社会現象が起こるが、不浄とされるものは、人間が発達させた分類とカテゴリー化の認識と深く関わるとある。
②同じカテゴリー×、③どちらも信仰や宗教の領域×、④神性を持つ支配者と対立×、⑤宗教的な〜あるため×
問5 【問題文Ⅰ】の内容合致の問題。間違いを選ぶ。解答は①
①生や死について深く考えずに生きることができていた社会が伝統的社会、ではない。
問6 問題文Ⅰ・Ⅱを比較して考察しまとめられた文章における空欄の補充問題。解答は③
pは、現代社会と、伝統的社会を比較しているところから共通項の選択肢を削り、補助線も関係ないので削ると、③④が残る。
【問題文Ⅱ】の途中にある、線で結ばれた部分からqは直線添削この時点でか決まる。rは二つの問題文の関係であり、死の不安からはお互いに解放されているので近似を選ぶ。
問題3
問1 傍線部Aの内容を説明する問題。解答は⑤
草ひばりのサイズを説明していたので、解答はしやすい。
①順応×、②作りが工夫×、③昼間動からないからが理由ではない、④籠の中で一生を過ごす、むしろ〜完結×
問2 傍線部Bの表現をした理由を問う問題。解答②
草ひばりの本来備わっている虫としての本能、生得的な行動が、綺麗な声で雌を呼び、子孫を残すことであるため、必死で鳴いているのである。①それっぽいが、理由として当てはまらない。③恋愛感情〜似ているから×、④旋律に〜切望といった感情×、⑤人間が〜呼び起こすような響きをもっており×
問3 傍線部C、彼の境遇を受け、筆者の気持ちがどう変化したか問う問題。解答は③
つがいになれば、死んでしまうということを警告されていたが、やはり嘆くように聞こえる震え声が、筆者を責めるようにも聞こえ、雌を探したが、もうすでに草ひばりの恋の季節が終わっていたことを知り、このままの運命を受け止めている。
①死を自然のものとして受け入れよう×、②このまま~葛藤に陥ってしまった×、④「命」と引き換え~いった。×、⑤観察することが~唯一の×
問4 傍線部D、この後筆者はハナに対してどういう感情をもったかを答える問題。解答は①
大切にしていた昆虫を死なせてしまったことに、きつく𠮟ったが、その後のハナの様子をみて「馬鹿げたことだ!」や、小さな小さな虫のために少女をみじめな気分にさせたことを悔いている様子が見える。
②思わず、いたたまれなさ×、③ハナの主人である~気がつき、罪がないはずのハナ×、
④不適切な判断~気がついて×、⑤憤り×、このシーン全体を通して、壮絶な死に方に見えた草ひばりのことにも苦しんでいるが、ハナが気づかないうちに大罪を犯したことを神にも懺悔しているほどであるので、憤りはないし、ハナに罪がないとも思っていない。
問5 随筆内容について話す生徒たちの発言が本文の趣旨にてらして正しいかどうかを問う問題。解答は⑤
最後の3行は、草ひばりの死に方についての考察。筆者によれば、最悪ではなく、心臓を自分で食らわなくてはならない人間の姿をしたこおろぎもいて、それが最悪な死に方、ということになる。
①人間は誰にも歌いたい表現したい×
②歌う人とか詩を書く~かもね。× 本文の最後で、同化の感覚を得ている
③ ②の考え方を否定していることが×、人間の恋と虫の恋の共通性、常に同じ一つのもの、と本文にもある
④草ひばりの足を食べることの最悪さ、と、人間が歌うために(おそらくこれは恋の成就)心臓を食らう最悪さ、は別であるので×
⑤心臓を食らわなくてはならない、の表現をマイナスだととらえているが、事態は最悪でも、否定してはいない、〇
問6 文学史の問題。解答は②
小泉八雲については、概観を参照すること。
①エミール・ゾラはフランスの小説家、自然主義文学の定義者。「ジェルミール」、「ナナ」など
③オスカー・ワイルドはアイルランド出身の詩人・作家・劇作家、不遇の作家『サロメ』
④ポール・ヴァレリーはフランスの詩人、『プルースト・印象と隠喩』
⑤ドナルド・キーンはアメリカ出身の日本学者、文芸評論家
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